リバプールが遠藤航を獲得した際、現地で眉をひそめた者は少なくなかったようだ。追ってきた若き有望株たちを逃した直後に、世界的には無名の30歳と契約したからだ。
だが今では、ユルゲン・クロップ監督が以前から遠藤に興味を示していたことが分かっている。指揮官が狙いをもって日本代表キャプテンを招いたことは確かだ。
リバプール専門サイト『LIVERPOOL.COM』は9月5日、クロップが3年前の親善試合でシュトゥットガルトと対戦した際、当時リバプールに所属していた南野拓実に遠藤のことを尋ねたとのエピソードを紹介した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4c5736a76ca58756e7d59c20ed7ca91c7120432
「クロップは数年前から彼を見ていた」
そのうえで、同メディアは「日本代表のキャプテンはアンフィールドで慣れるために少し時間を要した。だが、ゆっくりと、そして確実に、彼は新たな環境のペースとリズムに慣れていくだろう。そしてすでにリバプールで出場するたびに良くなっていっているようだ」と報じている。
「リバプールが30歳の選手と契約することは多くない。だが、彼はしばらく前からクロップのレーダーに入っていたことが明確で、監督が自分のシステムに理想的にフィットできる選手と注目していた選手なのだ」
さらに、LIVERPOOL.COMは「言うまでもなく、リバプールはこの夏、中盤で多くの経験豊富な選手を失った。エンドウのようにより成熟した選手は、リバプールにとって必要な補強でもあったのだ」と続けた。
「リバプールが正しい選択をしたかどうかは、時間が教えてくれるだろう。だが、エンドウがパニックバイの類でないことは明確だ。クロップは数年前から彼を見ていた。そして機会が訪れたときに、リバプールは監督が望んだように選手を獲得したのだ」