
10月17日、サッカー日本代表はノエビアスタジアム神戸でチュニジア代表と対戦し、古橋亨梧と伊東純也のゴールによって2-0で勝利。13日のカナダ代表戦と同様、昨年敗れた相手への雪辱を果たすことに成功している。
来月からスタートするワールドカップ(W杯)アジア2次予選前の最後の国際試合となったこのチュニジア戦は、「本番」を見据えた最終テストの場となった。そしてこの予選から選手登録は、26人から従来の23人に戻されるが(交代枠は5人のまま)、最後のアピールの場となった一戦で、中盤でこれまで同様の安定感を披露していたのが守田英正だ。
カナダ戦での出場がなかった守田は、この日はフル出場。同じく、最後までピッチに立っていた遠藤航とともに、攻守両面でチームを支え続けた。主に左サイドのボランチの位置でプレーし、先制点の場面ではこの背番号5から久保建英へのパスが起点となった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/600d3e2a0375b8ec0f9b5f75c6a7f503063b80dd
ポルトガル国内でも称賛の声

各ポジションで新戦力が台頭し、競争が激しさを増す日本代表において、守田は中盤のレギュラーの座を不動のものとするだけの実力を示したと言えるだろう。実際、このチュニジア戦の内容には、自身がプレーするポルトガル国内でも称賛の声が挙がっている。
サッカーサイト『Futebol 365』は日本対チュニジア戦終了後、「ヒデマサ・モリタが親善試合で輝きを放つ」と銘打ったトピックを配信した。記事はタイトル通り、自国リーグでプレーする日本人MFの活躍を称える内容となっている。
その中で、「モリタは90分を通じて高いクオリティーを発揮し、ボール保持に貢献しただけでなく、日本の先制点につながるプレー構築にも重要な役割を果たした」と攻守でのプレー内容を評している。
さらに、「国際舞台での彼のパフォーマンスは、アスリートとしての価値に加え、(所属する)スポルティング、母国の代表チームの両方に貢献する能力を改めて証明している」と絶賛した。
また、現地メディア『Leonino』も、「ルベン・アモリム(スポルティング監督)の部下であるモリタが、日本代表の勝利に貢献し、再び注目を集めることとなった」と賛辞を贈っている。
