守備の国イタリアにおける冨安健洋の評価は高い。だからこそ、関心を伝える報道も後を絶たないのだろう。
ミラン専門サイト『milanweb』は11月5日、同クラブの冨安への関心を報じた。同日に25歳になった日本代表DFは、アーセナルに移籍する前にボローニャでプレーしており、セリエAをよく知る選手だ。
4日のウディネーゼ戦で0-1とホームで格下に敗れた名門は、首位インテルとの差を6ポイントに広げられた。ここ3試合で1分け2敗と苦しんでいる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4371e7676ea4516b4f2839bb7e34ae8746a86a24
10月のクラブ月間MVPに選出されるなどアーセナルでの評価も高い冨安
様々ある不振の理由のひとつは、守備陣ではピエール・カルルが約4か月の長期離脱になるなど、故障が続出していることだ。当然、冬のマーケットでの動きが注目されている。
そこで浮上した名前のひとつが冨安だ。周知のように、度重なるフィジカルの問題で、冨安はガナーズでレギュラーの座を手にしていない。
その状況を受け、milanwebは「アルテタのチームにおいてはチームメイトたちより遅れているようで、その結果、出場機会はとても多くはない」と報じている。
「そのため、評価額2000~2500万ユーロ(約31億~38億8000万円)のトミヤスは、イタリア行きの飛行機に再び乗る考えに魅力を覚えるかもしれない。ミランは考えている。だが、現時点では仮説の段階だ。しかし、将来的にその道が大きく注目されないとは限らない」
とはいえ、直近の冨安はオレクサンドル・ジンチェンコに代わる左SDで先発出場の機会も手にしている。最終ラインのすべてのポジションを高いレベルでこなす万能性は、ミケル・アルテタ監督も高く評価しているところだ。