
この試合はアーセナルの攻撃力が容赦なく爆発していた。13分のカイ・ハフェルツの先制点を皮切りに、前半だけで5ゴール。冨安健洋も2ゴールをアシストし、文句なしの活躍。チームは後半にクルーズ運転に切り替え、主力を休ませることもできた。
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意外なことに、この6人がともに先発したのは初

「ほとんどの観戦者がアルテタのベスト・フロント6として想定していた6人は、昨夜まで一度も一緒に先発したことがなかった。ようやく力を合わせることができた彼らは5つのゴールを決め、試合の前半にこれほど多くの得点者が揃った大会史上初のチームとなり、この夜はほぼ完璧となった」
意外なことに、この6人がともに先発したのは初だという。チーム全体が調和を見せており、左サイドバックのオレクサンドル・ジンチェンコや冨安も加わる彼らのビルドアップは流動的。密集を避けながら効果的にワイドの選手にスペースを与えており、マルティネッリもサカも水を得た魚のようだった。
また、ハフェルツのパフォーマンスがまるで見違えたのも興味深い。先制点を記録したのはもちろん、96%のパス成功率、3回の空中戦勝利とタックル成功、2回のキーパスを記録。加入後のパフォーマンスが批判されていた同選手だが、ようやくゴールが決まりはじめ、ここにきて本当の姿を取り戻しつつあるようだ(データは『Whoscored.com』より)。特にジェズスとの相性は良さそうで、ときにゴールから離れるジェズスのプレイと、組み立てに関与しながら突然ゴール前でCF化するハフェルツのプレイに補完性の高さが垣間見えた。
リーグ戦ではドン引きでスペースを消してくる相手を崩すのに苦労しているアーセナル。今回のように効果的に相手を剥がし、ゴールに迫ることができれば強いが、今回のスタメン6人なら可能なのだろうか。「最強フロント6」の躍動に期待したい。