大迫勇也が得点王とMVPへ　敵地Ｇ大阪戦へ「チームが勝つために点を取りたい」

初のJ1制覇を達成したヴィッセル神戸は2日、翌日のガンバ大阪戦（パナスタ）に向けて神戸市内のいぶきの森球技場で調整した。

今季ここまで22得点を決めて得点ランキングトップに立つFW大迫勇也（33）は、最終戦を前に「チームが勝つために点を取りたい」と、チームのために戦うことを強調しながらも、得点への意欲を見せた。

得点王への気持ちを問われた大迫は「取れたらラッキーだなという感じ。ゴール前で味方の方が（得点できる）可能性が高かったらパスを出すし、今までと変わらずです」とコメント。「チームと一緒に個人も良い流れに持っていけていると感じる」と続け、チームで良い戦いをすることが、自身の得点にもつながる考えを示した。

目標としていたリーグ優勝を果たしたが、すでに気持ちは切り替えた様子。「2、3日は選手や家族とも喜べた充実した素晴らしい時間だった。その後は『また取りたい』という気持ちになっていたし、身体を動かしている自分がいた」。神戸をJの頂点に導いたエースが、得点王とMVP獲得に向けて、最後まで貪欲に戦う。