
同賞は2022年12月19日から2023年8月20日までの期間において、男子サッカー界で最も活躍した選手に贈られるもの。今年9月には、対象期間内の功績に応じて、12名の候補者がパネリストによって選出されていた。そして、今回は12名のリストの中から最終候補者3名が発表。男子代表チームの監督、男子代表チームのキャプテン、ジャーナリスト、そしてFIFA公式サイトで投票したファンで構成された国際審査員によって、最終候補に残った3名の選手たちが選出された。
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男子最優秀選手賞の最終候補者3名

ハーランドは所属クラブのマンチェスター・シティで、2022-23シーズンのプレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグ(CL)優勝と“トレブル”達成に貢献。プレミアリーグでは最多得点記録を樹立しての得点王に輝き、CLでも得点王となったほか、シーズンで最も多くの得点を記録した選手に与えられる『ヨーロッパ・ゴールデンシュー』も獲得した。
エンバペは所属クラブのPSGで2022-23シーズンにリーグ・アン連覇に貢献しただけでなく、個人としてもリーグ・アンの年間最優秀選手に選出。加えて、リーグ・アンでは34試合の出場で29ゴールを挙げ、得点王にも輝いていた。
メッシは昨季まで在籍したPSGで、エンバペと同じく優勝に貢献。個人としてはリーグ・アンのアシスト王に輝き、リーグ・アンの年間最優秀チームにも選出されていた。また、アルゼンチン代表では自身通算100ゴール目を決めている。
今回最終候補に残った3名の選手は、フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』が主催する2023年のバロンドールの上位3名とまったく同じ顔ぶれに。バロンドールでは1位がメッシ、2位がハーランド、3位がエンバペとなっていた。だが、今回の「ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ2023」では、FIFAワールドカップカタール2022における活躍が評価対象から外れる。メッシはアルゼンチン代表の優勝、エンバペはフランス代表の準優勝に大きく貢献したが、この評価期間の違いがどのような影響を与えるのかにも注目だ。
また、FIFAは「ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ2023」女子最優秀選手賞の最終候補者3名も発表。バルセロナ所属のスペイン女子代表MFアイタナ・ボンマティ、レアル・マドリード所属のコロンビア女子代表FWリンダ・カイセド、そしてパチューカ所属のスペイン女子代表FWジェニファー・エルモソが選出された。こちらは男子部門とは異なり、ボンマティこそ2023年の女子バロンドールで1位に輝いたものの、カイセドは9位、エルモソはランキング外となっていた。なお、今年7月から8月にかけて開催されたFIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023は評価の対象となる。
加えて、FIFAプスカシュ賞の最終候補にノミネートされた3名の選手も伝えられた。ブライトンに所属しているパラグアイ代表FWフリオ・エンシソ(対象ゴール:2023年5月24日のマンチェスター・シティ戦)、ボタフォゴに所属しているブラジル人MFギリェルメ・マドゥルーガ(対象ゴール:2023年6月27日のグレミオ・ノヴォリゾンチーノ戦)、スポルティングに所属しているポルトガル人DFヌーノ・サントス(対象ゴール:2023年3月12日のボアヴィスタ戦)が最終候補者となった。
🇵🇾 Julio Enciso
⚽ Brighton v Manchester City
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🇧🇷 Guilherme Madruga
⚽ Botafogo FC-SP v Novorizontino
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🇵🇹 Nuno Santos
⚽ Sporting v Boavista
📆 March 2023Footage courtesy of Liga Portugal Betclic & Sport TV pic.twitter.com/ulDSo3CTHe
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