アジアカップへタイ戦は強化につながったのか。カタールへとんぼ返りとなる谷口彰悟が語った意義

A代表

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[TOYO TIRES CUP 2024]日本 5-0 タイ/1月1日/国立競技場

1月1日、日本代表は国立競技場でタイ代表と対戦し、5ー0で勝利。1月14日に初戦を迎えるアジアカップへ弾みをつけた。

その約2時間半後、カタールで開催されるその大会へのメンバー26人が発表された。

怪我の状態が心配された三笘薫がメンバー入りした一方、ヨーロッパの冬の移籍市場の影響などもあったのか、タイ戦で貴重な先制ゴールを挙げた田中碧がリストから外れ、今回の一戦にも招集されていなかった鎌田大地、古橋亨梧らも選外となった。

加えて日本代表での経験値は浅いフレッシュなメンバー、タイ戦で先発した伊藤涼太郎、奥抜侃志、藤井陽也、森下龍矢らも滑り込むことはできず。2023年3月に発足した第2次森保ジャパンの積み重ねを生かす26人ともなった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d0ad0dcb0695aa5f39e0bf9993ea47259ca6ec7d

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そのタイ戦はなかなかゴールを奪えなかった前半がボディブローのような効果を示したとも言えるが、主力が登場した後半と前半では差が出る内容にもなった。

クラブのスケジュールにより主力数人を呼べなかった今回の年末からの合宿とタイ戦はアジアカップの強化へどんな意義があったのか。

印象的だったのは合流が遅れ、タイ戦には出場せず、アジアカップが開催されるカタールへとんぼ返りとなるアル・ラーヤン所属の谷口彰悟の言葉だ。

「短い期間ですが、またサバイバルという雰囲気があり、みんな結果を残したいという想いも強かったです。そういう競争の雰囲気でやれたのは良かったですし、今日はアジア的な試合と言いますか、簡単なゲームではなかったですし、チームとして経験できて良かったです。

(プレーするカタールへ戻ることになるが)日の丸を背負ってやることは何物にも代えがたい。しっかり自分のコンディションを維持することでも意義があると思います」

ちなみに谷口はプレーする現在のカタールを「日中は半袖でいけますし、日が沈めば長袖が必要なくらいの気温で、サッカーをやるには良い気候だと思います」と語り、現地情報をチームに随時、共有していくという。

合宿やタイ戦を経て“代表モード”に入った選手たちが目指すのはアジアカップでの覇権奪回だ。今回の一連の強化は賛否両論あるだろうが、実を結ぶような結果に期待したい。

日本は14日に初戦でベトナム代表、19日にイラク代表、24日にインドネシア代表と対戦する。
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