シュミット・ダニエルが不遇時期語る 望まぬ残留に「当初はシントトロイデンに腹を立てていた」 | footcalcio

シュミット・ダニエルが不遇時期語る 望まぬ残留に「当初はシントトロイデンに腹を立てていた」

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元日本代表GKシュミット・ダニエル(31)が、ベルギー1部シントトロイデンから同ヘントへの移籍について、同国メディア「HBvL」に口を開いた。

今季開幕前、夏の移籍市場でステップアップを目指したシュミットは、ことごとく交渉がまとまらず残留。しかし、シントトロイデンがGK鈴木彩艶(21)を獲得したことで序列は大幅に低下し、出場機会を得られない事態に直面していた。今季は〝飼い殺し〟になる可能性もあった中、シュミットはシントトロイデンとの契約を解除した上で、2027年までの契約でヘント入り。先月28日に発表された。

シュミットはやむなく残留が決まった後について「自分の立場には本当に苦労させられた。10月は本当に大変だった。当初は、STVV(シントトロイデン)に腹を立てていた。チームは鈴木と契約したため、自分を起用しないことを決めたのだから」と振り返った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5d2b82e2378801193e33ba031a7e9cd43c1921d6

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そして今季開幕前、夏の移籍市場にも触れ、ベルギー1部クラブ・ブリュージュ行きに関して、シュミットが拒否して破談になったと報じられたが、クラブ間での合意がなかったためだったという。当時、シントトロイデンは、シュミットの後任GKを確保できておらず、クラブ・ブリュージュ側に時間を求めたが、折り合いがつかなかったという。

その後、フランス1部メス入りが決定的とされたが、これも実現しなかった。シュミットは「メスのやり方は正しくなかった。その理由は移籍金が高すぎたからなのかなど、いろいろ考えたが、大変だった10月を経て、前だけを見ていた。来夏まで移籍を待たなけれならないこともあり得たが、STVVは、冬にキャリアを復活させる機会を与えてくれた」と語った。

新天地では、正守護神のポール・ナルディが今季絶望の大ケガで離脱中だが、ポジションは確保されていない。「第1GK、第2GK、第3GKなのかは言われていない。チャンスをつかみたい」。その上で「所属クラブで活躍して、日本代表に復帰したい。アジアカップのメンバーからは外れたが、(2026年北中米)W杯を目指したい」と力を込めた。

また古巣については「STVVが今後多くのことを成し遂げられることを心から願っている。そして鈴木彩艶という計り知れないポテンシャルを秘めたGKがいる。彼はまだとても若いが、すでにとてもうまく、いつか彼は必ず日本のナンバーワンGKになるだろう」と語った。

先月28日、ヘントはシュミット・ダニエルの完全移籍加入を発表。2027年までの契約を結んだことを発表している。

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