1月12日から約1カ月間に及ぶ激闘が繰り広げられた今大会も、いよいよ最後の1試合。数々の激戦を経て、いよいよアジア王者の称号を手にするチームが決まる。
【スコア】
ヨルダン代表 1-3 カタール代表
【得点者】
0-1 22分 アクラム・アフィフ(PK/カタール代表)
1-1 67分 ヤザン・アル・ナイマト(ヨルダン代表)
1-2 73分 アクラム・アフィフ(PK/カタール代表)
1-3 90+5分 アクラム・アフィフ(PK/カタール代表)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ecdebe357920b8f3e01e24631b0c38eabb0184af
カタール代表がアジアカップ2連覇
対するヨルダン代表はカウンターで攻撃の機会をうかがう。16分には左サイドでロングボールを受けたアリ・オルワンが自ら持ち運び、中央へ折り返すと、最後はアル・ナイマトが迷いなく右足を振り抜く。威力あるシュートは枠を捉えたが、GKバルシャムにパンチングで弾き出された。
直後の22分には試合の均衡が破れる。自陣でパスを繋ぎながら反撃の機会を探るカタール代表は、ルーカス・メンデスが斜めのパスをつけると、アフィフがドリブルでボックス左へ侵入。後ろからアブダッラー・ナシブに倒され、カタール代表にPKが与えられた。このPKをアフィフがゴール左下に沈め、“エース”の活躍でカタール代表が先制に成功。ゴール直後にはアフィフが手品のパフォーマンスを見せ、会場を沸かせた。
反撃に出たいヨルダン代表はロングボールを用いて前に出るものの、なかなか効果的な形でゴール前まで持ち運べない。カタール代表は無理をすることなく時計の針を進めたが、前半終了間際の45分にはアクシデントが発生。自陣左サイドで守備に参加したアフィフが左ひざの辺りを痛め、倒れ込んでしまう。プレー続行は不可能となり、担架に乗せられてピッチ外へ運ばれた。
アフィフはなんとかピッチに戻り、カタール代表としては事なきを得たものの、直後にヨルダン代表がこの日最大の決定機を作り出す。うまく左サイドを破ったアリ・オルワンが深い位置まで運んでマイナスへ折り返すと、走り込んだアル・ターマリが左足で合わせたが、シュートは相手にブロックされた。前半はこのままカタール代表の1点リードで終了している。
後半に入ると、1点を追うヨルダン代表が怒涛の攻撃を披露。57分にボックス右で折り返しを受けたアリ・オルワンがオーバーヘッドシュートを放つと、59分にはアル・ターマリのスルーパスから、同じくボックス右の位置へ走り込んだエサン・ハダッドが右足を振り抜いたが、シュートはGKバルシャムに阻まれる。さらに直後のプレーで得た右コーナーキックから、ヤザン・アル・アラブがバイシクルシュートを狙うが、再びGKバルシャムがビッグセーブ。その1分後にはドリブルでペナルティエリア右へ侵入したアル・ターマリがシュートを放つも、再びGKバルシャムに阻まれ、こぼれ球を繋いでアリ・オルワンが軸裏シュートを狙ったが、枠を外れた。
この流れのまま時計の針が進むと、ヨルダン代表は67分に試合を振り出しに戻す。右サイドに流れてボールをキープしたアリ・オルワンがマイナスへ落とすと、サポートしたハダッドがダイレクトでクロスボールを送る。待っていたアル・ナイマトが見事なファーストタッチで前を向き、左足でゴールネットを揺らした。
後半は劣勢を強いられたカタール代表だったが、69分にはボックス内でA・アリからのパスを受けたイスマエル・モハマドがマフムード・アル・マルディに倒され、カタール代表にこの日2度目のPKが与えられる。このPKをアフィフが再びゴール左へ叩き込み、カタール代表が一歩前に出た。
なんとか同点に追いつきたいヨルダン代表は強引に前へ出たものの、後半アディショナルタイムにはカタール代表がシンプルなカウンターアタックでトドメを刺す。最終ラインからのロングフィードをA・アリが頭で逸らすと、抜け出したアフィフがGKアブレイラに倒され、またもPKが与えられた。キッカーのアフィフは今度はGKを見てゴール右下に流し込み、PKのみでハットトリックを達成。カタール代表が勝利を決定付けた。
試合はこのままタイムアップ。この結果、カタール代表が前回大会に続き、アジアカップ2連覇を達成した。
コメント
連覇おめでとう
中東は笛が通用しない世界に行くと弱い
手品面白かった
さすがに3連続PKはないよなあ
すげえブーイングの嵐
これ仮に日本が決勝まで行けてても絶対勝たせてもらえてないな