
だが周知のとおり、12月以降の遠藤はユルゲン・クロップ監督の下で大きな存在感を発揮している。クラブの月間最優秀選手に選ばれ、アジアカップを終えて再合流してからも、アンカーとして高く評価されてきた。
リバプール専門サイト『Empire of the Kop』によると、ニール・ジョーンズ記者は『EOTK Insider』で、遠藤の獲得は当たりだったと称賛している。むしろ、遠藤のような選手の獲得が足りないと感じていたとも述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e80b0d20133386c0231538ff61b437c7954433c
いまやリバプールに不可欠な存在の遠藤

「エンドウのような選手には、7年とかにわたって素晴らしい価値があるわけじゃないかもしれない。だが、すぐにスカッドを向上させてくれる選手だ。プレミアリーグを見渡して、そういった選手を持つクラブは多い。リバプールはそういう選手を獲得しない傾向にあった。信じられないことだ」
さらに、ジョーンズ記者は「とても、とても抜け目ない補強だった。カイセドやラビアを獲得できなかったときの契約だったことを考えればなおさらだ。彼ら2人の結果を見てごらん」と続けている。
「リバプールは6000万ポンド(約108億円)を投じてラビアを獲得し、起用できない状況になっていたかもしれない。起用できても、安定感がなかったかもしれない。若いからだ。ここ3、4か月でリバプールは見事なレベルをエンドウから引き出せた。週末(ブレントフォード戦)のベストプレーヤーのひとりは彼だったと確信している」
同記者の見解を受け、Empire of the Kopは「30歳の守備的MFは最もエキサイティングな補強ではなかったかもしれない。だが今、エンドウの獲得がクロップのチームにとって抜け目ない補強であることを疑問視するサポーターはなかなか見つからないだろう」と伝えた。
「わずか1600万ポンド(約28億8000万円)で、中盤で熱心に働き、権威をもたらし、時にゴールも決め、今季のチーム状況を考えれば非常に重要な、フィットネスの点でも信頼できるような頼れる存在を手に入れたのだ」
「日本代表のキャプテンは、ほとんど見出しになるようなことがないタイプの選手だ。だが、チーム全体への貢献ぶりから、監督とチームメイトから高く評価されているはずだ。エンドウの移籍の成功で、フェンウェイグループとリバプールの上層部は今後、もっと頻繁に同様の補強を模索するかもしれない」
