15年越しの東京ダービー連勝まで、あとわずかというところだった。しかし、後半23分にパスミスからボールロストをしてFC東京のMF遠藤渓太に1点差に詰め寄るゴールを決められると、後半アディショナルタイム4分にも遠藤に2点目のミドルシュートを決められて2-2の同点に持ち込まれた。歓喜に沸くFC東京のゴールに対し、東京Vのゴール裏は静まり返っていた。
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マテウスは不甲斐ない2-2ドローに感情を抑え切れず
マテウスは、そんなサポーターにも厳しさを求めた。
「今日の彼らは、本当にすごく我慢してくれたと思う。ただ、ブラジルでダービーで、こういう追いつかれ方をしたら警察沙汰になっている。それが普通。僕らが一周、スタンドを周る時も拍手を送っていてくれるサポーターもいましたが、そういうのはあってはいけない。我慢強く拍手を送ってくれたことには感謝したいけれど、もっと厳しく選手に対応していいと思う」
こう語る理由は、危機感が強いからだ。東京Vは、開幕戦を含めて試合終盤の失点で勝ち点を逃していることが多い。「サッカーが前半だけで終わるゲームなら、僕たちはJ1残留できると思います。でも、今日だけじゃなくてシーズンが始まって何回も同じ形で追いつかれたり、負けたりしている。これまでは最終的に集中力が欠けるっていう感じだったけれど、今日に関して言えば、後半全体がそういう試合の最後の感じだった。1人多いはずなのに、自分たちが1人少ないんじゃないかと思うような戦いぶりだった。そこが本当に恥ずかしい。こんな戦い方をしているようでは、僕たちはJ1にふさわしくない。ハーフタイムには『まだ0-0だからな』という話が(監督から)あったなかで、こういう試合をしてしまったのだから、反省しかない」と、マテウスは厳しい言葉を並べた。
そして、「この試合は引き分けですが、選手、スタッフ、誰一人として引き分けたと思ったらダメだと思う。負けに等しい試合だと理解しないといけない」と、特別なダービーでの優位な状況を生かせなかったドローに、怒りをこらえながら語った。
コメント
ヴェルディサポはさすがにこんな情けない試合で拍手してたらダメでしょ
暖かく応援する雰囲気なのは良いけど、緩すぎるのはまた別問題