レアル・マドリードとのPK戦に屈しチャンピオンズリーグ(CL)連覇の夢が途絶えたばかりのシティは、ハーランドがベンチメンバーにすら入らず、アルバレス、フォーデン、グリーリッシュ、デ・ブライネ、ベルナルド・シルバが攻撃陣を形成。一方、来季のCL出場権も厳しい状況のチェルシーは、絶好調のパーマーが古巣対決でどれだけのパフォーマンスを発揮できるかが注目された。
■試合結果
マンチェスター・C 1-0 チェルシー
■試合結果
マンチェスター・C:B・シルバ(84分)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a15f9dfa29148979a5d3d1df040360424dddf4a6
マンCがFA杯連覇へ王手
🏴2年連続の決勝へ🔵
連覇狙う #マンチェスター・シティ が #FAカップ 決勝へ!#ベルナルド・シルバ 弾で #チェルシー を下す
マンチェスター・C 1-0 チェルシー pic.twitter.com/UU1EaSSUMD
— GOAL Japan (@GoalJP_Official) April 20, 2024
シティの決定機は14分、デ・ブライネのスルーパスに抜け出したフォーデンがGKペトロヴィッチをかわす。しかしシュートは角度がなく打つことができず、折り返したボールはククレジャが頭でクリアした。
チェルシーは自陣からビルドアップする際にはミスが出てシティに捕まるが、中盤を飛ばした展開がチャンスに繋がる。29分、エンソのロングパスに抜け出したN・ジャクソンがGKオルテガと1対1を迎える。しかし、かわした後に角度がなくシュートを打てず、戻したパスはクリアされてしまった。
37分にはエリア内でボールを受けたパーマーが鋭いフェイントでロドリをかわして左足でシュートを放つも、これはGKオルテガがかろうじてはじく。ボール支配で上回るシティに対し、チェルシーがカウンターからチャンスの数で上回るも互いに無得点のまま後半へ。
後半、シティはストーンズに代えてルベン・ディアスを投入。立ち上がりはN・ジャクソンに立て続けのチャンスが訪れるも、右足でのシュートはGKオルテガにはじかれ、右クロスからのヘディングはGKオルテガの正面に飛んでしまった。
65分にグリーリッシュに代えてドクを投入したシティは、69分にそのドクがエリア内左に切り込んでシュートを放つも、GKペトロヴィッチが足でブロックした。
チェルシーも79分、マドゥエケとギュストを下げてムドリクとディサシを投入。どちらが先制してもおかしくない、一進一退の攻防が続く中、試合が動いたのは84分、エリア内左に流れてボールを受けたデ・ブライネがダイレクトで折り返すと、GKペトロヴィッチが触ってこぼれたボールをファーサイドのB・シルバが左足で押し込む。これがククレジャに当たってネットを揺らし、シティが長かった均衡を破った。
先制を許したチェルシーは、エンソとククレジャを下げてスターリングとチルウェルを投入。シティもアルバレスに代えてボブを投入する。
アディショナルタイムは8分と長めに取られたが、チェルシーの攻撃陣は最後まで沈黙。頼みのパーマーもゴールに近い位置でボールを受けることができず。逃げ切ったシティが連覇の懸かった決勝戦へと駒を進めた。