
2024年5月3日、英国ではプレミアリーグの第36節が1試合行われ、日本代表DF橋岡大樹(24)が所属するルートンはホームでエバートンと対戦。残り3試合となり、いよいよ後がなくなったルートンにとっては必勝の試合。勝ち点「1」差の17位ノッティンガム・フォレストの上に行き、暫定ながら降格圏を抜け出したい一戦。残念ながら橋岡はベンチ・スタートとなった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a59354e7d5066feb1d0b732791b2170605671b2
1-1のまま試合が終了
It finishes level. pic.twitter.com/WJQK1yO6l4
— Luton Town FC (@LutonTown) May 3, 2024
ボールがクリアされて試合が続行されたが、少し遅れてVAR。モニターでルートンDFメンジがエバートンDFブランスウェイトをボックス内で引きずり倒したシーンがチェックされると、主審がPKスポットを指差した。このPKをキャルバート=ルーウィンがゴールのど真ん中に蹴る。左サイドに飛んだルートンGKカミンスキが必死に左足を残してわずかにボールに触ったが、結局は止められず、エバートンがラッキーな先制点を奪った。
しかしルートンは同31分、FWアデバヨの見事なゴールで追いつく。MFロコンガからのロングボールを、エバートンのベテランDFヤングと競り合いながら胸トラップで足元に落とすと、すかさず左足を振り抜きゴール。1-1に追いつき、試合を振り出しに戻した。
後半はルートンが完全に主導権を握った。前半は4本のシュートに留まったが、後半は14本のシュートを放った。『6分』と表示されたアディショナルタイムの最後の3分間に3本のコーナー、1本のフリーキックを集めてエバートンを攻め立てたが、ついにゴールラインを割ることできず、1-1のまま試合が終了した。
この結果、ルートンは貴重な勝ち点『1』を重ねて17位ノッティンガム・フォレストと勝ち点26で並んだが、得失点差で9点下回り、順位は18位のまま降格圏に留まった。
決勝点を狙ったエドワード監督が攻撃的選手を優先して投入する采配を見せたため、この試合は出番がなかった橋岡だが、試合後のクールダウンが終わると取材に応じ「今日は本当に負けなくて良かった」とチームの健闘を讃えると、「明日のノッティンガム・フォレストはシェフィールドUのアウェーですよね?」と逆取材。最後に「チームの雰囲気はいい」と語って最後の最後まであきらめない姿勢を見せると、来季のプレミアリーグ残留に執念を燃やしていた。