日本代表は5日、カタール・ワールドカップ(W杯)ベスト8進出を懸けて、ラウンド16でクロアチアと対戦したが、延長戦を終えて1-1でPK戦の末、惜しくも敗れた。『Eurosport』イタリア版は、健闘した日本の選手たちのパフォーマンスを採点した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/07eccca8c7702540239a4cf97d89a9bcc0867c63
中盤の要として奮闘した遠藤航にも、前田と並ぶチーム内最高評価
イタリアメディアは、43分に右CKのショートカウンターのシーンでゴール前のこぼれ球を押し込んで先制点をマークした前田大然をチーム内最高評価となる「6.5」と採点。「正しいタイミングで正しい場所にいた。セルティックFWにとって、今回のW杯における初得点となった」と綴った。
また、日本の中盤の要として奮闘した遠藤航にも、前田と並ぶチーム内最高評価を与えた。「常に縦を狙ってプレーし、最高級のクオリティを持っていた」と賛辞を贈っている。続いて合格ラインの「6」には、権田修一や谷口彰悟、伊東純也、守田英正、長友佑都、堂安律、浅野拓磨、鎌田大地、酒井宏樹ら9選手が並んだ。
GKの権田については、「スーパーマンに変身して(ルカ)モドリッチの射撃を阻止した」とコメント。谷口については、「板倉(滉)の代わりに先発し、空中戦を制した」と綴った。また守田については、「賢い試合運びで森保(一)の中盤にバランスを与えた」と称え、36歳の長友には「このチームの精神的リーダーだった」とコメントした。
また途中出場したドイツ戦やスペイン戦で決定力を示した堂安については、「途中出場した時の方が力を最大限に発揮できるように見える。だが前田のゴールシーンは彼の足が起点だった」と分析した。さらに鎌田については「出番が来れば常に自身の役割をこなす。彼に足りないのはゴールだけだった」と振り返った。
なおチーム内最低評価は、「不都合な客」イヴァン・ペリシッチとマッチアップして「悪夢の夜」を過ごした冨安健洋と、PKで1人目のキッカーを務めた南野拓実の「5」だった。このほか、『メディアセット』も日本代表のパフォーマンスを採点。守護神の権田にチーム内最高評価の「7」を与えられた一方、主将の吉田麻也と南野に最低評価となる「5」が下された。