8日に行われたプレミアリーグ第8節のマンチェスター・シティ戦にて、驚きの攻め上がりからFWガブリエウ・マルティネッリの決勝ゴールを呼び込んだアーセナルDF冨安健洋。
リーグ戦での冨安は途中出場が続いており、その多くは終盤の守備固めとしてサイドバックの位置に投入されることが多い。このマンC戦も75分からの登場で、まさか冨安が決勝点に絡むとは驚きだった。
気になるのは、アーセナルでの序列だ。ここまではカップ戦での先発起用が続いているが、9月27日のEFL杯3回戦・ブレントフォード戦ではセンターバックの位置で先発して高い評価を得た。
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気になる最終ラインの序列
ただ、リーグ戦ではなかなか先発に入れない。右のサイドバックではベン・ホワイトが1番手の座をがっちり守っており、センターバックもウィリアム・サリバとガブリエウ・マガリャンイスのコンビが不動だ。
チャンスがあるとすれば、左サイドバックのオレクサンドル・ジンチェンコか。ジンチェンコはピッチ中央に位置する偽サイドバックの動きから攻撃の組み立てに参加することができ、ミケル・アルテタ率いるアーセナルでも特殊な仕事を任されている。
冨安とは異なる強みを持つ選手だが、冨安の攻撃力が低いということはない。前述したようにマンC戦では決勝点にも絡んでおり、足下の技術も高い。
英『TBR Football』は、ジンチェンコにはフィジカル面で不安があると指摘。今後冨安が左サイドバックの先発に入る可能性もあると見ている。
「アーセナルファンの中には、冨安が先発するにふさわしいという考えを持つ者もいる。冨安には、おそらくオレクサンドル・ジンチェンコの代役を務める最大のチャンスがあるはずだ。ジンチェンコに関しては、重要な瞬間でのフィジカルが欠けていると考える人もいる」
ジンチェンコは攻撃面に強みのあるレフトバックで、守備力ならば冨安が上だろう。その攻撃面でもシティ戦のように得点に絡めるのであれば、冨安を左サイドバックに回すプランも現実味が増してくる。