26日のジュピラー・プロ・リーグ第20節でコルトレイクを敵地で2-0で下したヘントは年内の日程を3位でフィニッシュ。来年1月16日に国内カップでのクラブ・ブルッヘとの準々決勝、同19日にリーグ再開の第21節のメヘレン戦を控えている。しかし、来月上旬から2月の半ばまで数々の主力メンバーを欠くことになるかもしれない。
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ヘントのDF渡辺剛
「ワールドカップやEUROに出場する選手に対し各クラブは補償金を受ける。アフリカネイションズカップやアジアカップではそれがない。我々に支払われるのは0ユーロだ。ゼロ。一銭ももらわない。アフリカやアジアのサッカー連盟は補償をしないんだ。意味がわからないね。誰もそれに対して声を上げないことを不思議に思う」
「だが、私は選手たちの幸運を祈っている。全員に決勝に勝ち上がるだけのチャンスはあると思う。何人かにとって(チームを)去るのは辛いだろう。クラブから1カ月離れても、ほとんどプレーしないことだって考えられる。自分がいないことで、チームが苦しむこともあり得る。すると、複雑な心境で去るのも当然だろう」
ファンハーゼブルック監督は渡辺の代表招集によるダメージがとりわけ大きいと考える模様。「彼はこれまで1分欠かさずプレーしている。フィールドプレーヤーとしては例外的なことだ。信じられないほどのストロングガイだ。私の考えでは、守備に限って言えば、ヨーロッパでベストの1人にも入る。ワタは実際、もう1つ上のランクに行く準備ができているよ。だが、彼にもう少しここに残って一緒に働いてもらいたい。オン・ザ・ボールを改善すれば、欧州トップ級のクラブに行くことすら可能だ」と絶賛を口にしつつ、このように続けている。
「彼こそ最大のロスだ。我々にとって彼はかけがえのない存在だからね。絶対的なプレーヤーなんだ。彼のように自分に与えられた役割を果たせる選手はほかにいない。我々はトッププレーヤーを失うだけでなく、ほかの選手のバックアップも失ってしまうことになる。彼がいないとなれば、他の選手たちが苦しむだろう。適切な解決策を見つけるのは難しい挑戦になるはずだ」