渡辺剛のアジア杯出場の可能性を危惧…ヘント監督「彼はかけがえのない存在。いないとなれば…」 | footcalcio

渡辺剛のアジア杯出場の可能性を危惧…ヘント監督「彼はかけがえのない存在。いないとなれば…」

海外日本人選手

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ベルギー1部ヘントのハイン・ファンハーゼブルック監督にとって、DF渡辺剛がアジアカップの日本代表メンバーに選出される可能性は悩みの種のようだ。ベルギー紙『Het Laatste Nieuws』で明かしている。

26日のジュピラー・プロ・リーグ第20節でコルトレイクを敵地で2-0で下したヘントは年内の日程を3位でフィニッシュ。来年1月16日に国内カップでのクラブ・ブルッヘとの準々決勝、同19日にリーグ再開の第21節のメヘレン戦を控えている。しかし、来月上旬から2月の半ばまで数々の主力メンバーを欠くことになるかもしれない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/622c9df3b88e2cc1dce1100c677647dc53c0a2d9

ヘントのDF渡辺剛

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ヘントには渡辺のほか、DFジョーダン・トルナリガ(ナイジェリア)やホン・ヒョンソク(韓国)、ヌリオ・フォルトゥーナ(アンゴラ)やノア・ファディガ(セネガル)とアジアカップ(1月12日~2月10日)、或いはアフリカネイションズカップ(1月13日~2月11日)に向けた各国代表に呼ばれる可能性のある選手たちが5名所属。ファンハーゼブルック監督はコルトレイク戦後、「彼らには今夜、『もう一度チームのためにすべて出し切ってくれ』と話した。『我々は何の見返りがなくても君たちに給料を支払うのだからね』とね」と切り出し、次のように語った。

「ワールドカップやEUROに出場する選手に対し各クラブは補償金を受ける。アフリカネイションズカップやアジアカップではそれがない。我々に支払われるのは0ユーロだ。ゼロ。一銭ももらわない。アフリカやアジアのサッカー連盟は補償をしないんだ。意味がわからないね。誰もそれに対して声を上げないことを不思議に思う」

「だが、私は選手たちの幸運を祈っている。全員に決勝に勝ち上がるだけのチャンスはあると思う。何人かにとって(チームを)去るのは辛いだろう。クラブから1カ月離れても、ほとんどプレーしないことだって考えられる。自分がいないことで、チームが苦しむこともあり得る。すると、複雑な心境で去るのも当然だろう」

ファンハーゼブルック監督は渡辺の代表招集によるダメージがとりわけ大きいと考える模様。「彼はこれまで1分欠かさずプレーしている。フィールドプレーヤーとしては例外的なことだ。信じられないほどのストロングガイだ。私の考えでは、守備に限って言えば、ヨーロッパでベストの1人にも入る。ワタは実際、もう1つ上のランクに行く準備ができているよ。だが、彼にもう少しここに残って一緒に働いてもらいたい。オン・ザ・ボールを改善すれば、欧州トップ級のクラブに行くことすら可能だ」と絶賛を口にしつつ、このように続けている。

「彼こそ最大のロスだ。我々にとって彼はかけがえのない存在だからね。絶対的なプレーヤーなんだ。彼のように自分に与えられた役割を果たせる選手はほかにいない。我々はトッププレーヤーを失うだけでなく、ほかの選手のバックアップも失ってしまうことになる。彼がいないとなれば、他の選手たちが苦しむだろう。適切な解決策を見つけるのは難しい挑戦になるはずだ」

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なお渡辺は元旦のTOYO TIRES CUP 2024のタイ戦に臨むメンバーには選ばれていない。それでもファンハーゼブルック監督は特にその不在に危惧の念を抱くようだ。
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