マジョルカ監督アラサテ、浅野拓磨を語る「彼はDFラインを突破するためにやって来た。私たちに足りなかった選手だ」

浅野拓磨
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マジョルカのジャゴバ・アラサテ監督が、FW浅野拓磨について語った。

昨季までオサスナを率い、コパ・デル・レイ決勝進出やヨーロッパカンファレンスリーグ出場権を獲得(ただしプレーオフで敗退)するなど大きな成功を収めたアラサテ監督。今季ハビエル・アギーレ監督の後任としてマジョルカ指揮官に就任すると、クラブと合意の上で、ボーフムとの契約が切れた浅野をチームに引き入れている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e5d681a967efe3cb9f47de653f51d1b144c61248

アサノは深みを取るような状況のプレー精度を高めるためにやって来た


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スペイン『ディアリオ・デ・マジョルカ』とのインタビューに応じたアラサテ監督は、浅野獲得の理由について説明。その快速によってDFラインを突破する日本代表FWが、昨季までのマジョルカに欠けていた貴重な特徴を持つ選手と語っている。

「アサノは深みを取るような状況のプレー精度を高めるためにやって来た。私たちにはそうしたプレーが欠けているとの理解があったんだ」

「彼はサイドでもセカンドトップとしてもプレーすることができ、それでいて規律正しい選手だ。それが私たちが彼に求めていることなんだよ」

マジョルカは前線にFWヴェダト・ムリキ、FWサイル・ラリン、FWアブドン・プラツ、そして浅野を擁しているが、アラサテ監督は4選手をうまく組み合わせられることを強調した。

「前線に4選手がいることを歓迎しているよ。昨季はそれぞれ特徴の違う3選手がうまく補完し合っていた。ここに浅野が加わったわけだが、彼はセカンドトップとしてもプレーできることで、さらなる可能性を与えてくれるんだ」

アラサテ監督率いるオサスナはハイプレスを駆使して、自ゴールからできるだけ離れて敵陣でプレーし続ける戦術が評判を集めた。アギーレ監督とともに堅守速攻を実践していたマジョルカでも、同様の戦い方を植え付ける考えだ。

「私のことを知る人たちは、自分のフットボールに関する考え方がどんなものかを理解している。誰しもが勝利を望んでいるが、勝利に到達する方法は無数に存在している。私たちは相手陣地でプレーし続けることを、人々に評価されるフットボールを実践することを望んでいるんだ」

「私たちは前へ向かってプレーしていく。ボールを失った後、前進して守備をすることでね。敵陣でプレーしたいならば、そうした守備のやり方が必要となる。それこそが選手たちに繰り返し強調していることなんだよ」
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マジョルカは31日にUDポブレンセと、3日にはミランデスと対戦する。
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