マンU、“新戦力”ザークツィーが決勝弾! フルアムとのプレミアリーグ開幕戦を1-0で制す

プレミア
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プレミアリーグ第1節(開幕節)が16日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドとフルアムが対戦した。

プレミアリーグの新シーズンがついに幕を開ける。昨シーズンをプレミアリーグ発足以降クラブ史上ワースト記録となる8位でフィニッシュしたマンチェスター・ユナイテッド。FAカップでは8シーズンぶりの優勝を成し遂げたものの、リーグ戦では敗戦数と総失点数で過去最低の数字を記録するなど、守備の部分で不安定な1年を過ごした。迎えた今節は、さっそく新加入のヌサイル・マズラウィが先発。最前線には契約延長を発表したばかりのブルーノ・フェルナンデスが起用された。

対するは、2023-2024シーズンのプレミアリーグを13位で終えたフルアム。マルコ・シウバ監督のもとで3年目に突入した同クラブは、今夏の移籍市場でアーセナルからエミール・スミス・ロウの獲得に成功しており、開幕からいきなりスターティングメンバーの一角に配置されている。

【スコア】
マンチェスター・ユナイテッド 1-0 フルアム
【得点者】
1-0 87分 ジョシュア・ザークツィー(マンチェスター・ユナイテッド)

https://news.yahoo.co.jp/articles/4799aff331a91b2d6606c7e8277bd0236aa16e6b

決勝弾を挙げたザークツィー



試合序盤は拮抗した展開が続いたが、次第に流れはマンチェスター・ユナイテッドへと傾き始める。29分には、自陣でポゼッションを行うフルアムに前線から組織的なプレスを敢行。GKベルント・レノの縦パスをカゼミーロがインターセプトし、ボックス内のB・フェルナンデスに繋ぐ。しかし、右足のアウトサイドでシュートを放ったものの、鋭く飛び出したGKレノが1対1の局面を制した。

攻勢を強めるマンチェスター・ユナイテッドは、34分に右サイドでスローインを獲得。素早く投げ入れてプレーを再開すると、ハーフライン付近でボールを受けたリサンドロ・マルティネスから、細かく繋いでピッチ中央を攻略する。ボックス手前でメイソン・マウントがワンタッチで落とし、サポートに入ったカゼミーロもダイレクトでスルーパス。DFラインの背後に走り込んだB・フェルナンデスが再びGKと1対1を迎えたが、またもシュートはブロックされてしまった。

37分にはアマド・ディアロが送ったコーナーキックに、ファーサイドで待ち受けていたカゼミーロが反応。ヘディングを叩きつけるが枠を捉えきれず、スコアレスのまま勝負はハーフタイムへ突入した。

後半も積極的に得点を狙うマンチェスター・ユナイテッドは、53分に自陣左サイド深くでボールを持ったB・フェルナンデスが、右足で縦に流す鮮やかなスルーパスを供給。スピードに乗りながらマーカス・ラッシュフォードがドリブルを開始し、細かいタッチでペナルティエリア内へと侵入する。ラストタッチが若干長くなったなか、真横から走り込んできたマウントがスイッチする形でシュート。だが、フルアムのGKレノが体を張って弾き出す。

エリック・テン・ハフ監督は61分に2枚替えを行い、アレハンドロ・ガルナチョと新加入ジョシュア・ザークツィーを投入。新進気鋭の若手アタッカーを送り込み、先制点奪取を狙う。

一方のフルアムも、直後の62分にアンドレアス・ペレイラが右サイドへ展開する。アダマ・トラオレを経由してケニー・テテがクロスを送るが、マンチェスター・ユナイテッドのマズラウィが頭でクリア。中途半端となった浮き球のセカンドボールを、ロドリゴ・ムニスが胸トラップからオーバーヘッドに持ち込む。相手DFに当たったシュートは不規則な軌道を描いてゴールに向かうが、GKアンドレ・オナナによって掻き出されてしまった。

81分にはマタイス・デ・リフトも新天地デビュー。そんななか、87分にマンチェスター・ユナイテッドが均衡を破る。B・フェルナンデスが自陣左サイドでマーカーを剥がし、ザークツィーを経由して逆サイドにボールを配給。カゼミーロからパスを受けたガルナチョがワンタッチでクロスを蹴り入れると、飛び込んできたザークツィーがダイレクトでシュート。ゴール左下に流し込み、マンチェスター・ユナイテッドが先制した。

結局、そのまま試合は1-0で終了し、マンチェスター・ユナイテッドが白星発進を飾った。

次節は24日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドはアウェイでブライトンと対戦。フルアムはホームでレスターと対戦する。
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