カタール・ワールドカップ(W杯)グループEで、ドイツ代表にとって最も脅威になり得るのはどのチームだろうか。ドイツ誌『キッカー』の編集部内でも意見が分かれるようだ。
23日に日本との対戦を控えるドイツ。同国内でも過去の実績やメンバーの所属クラブなどからスペインとともにグループEを突破すると予想する見方が多い。『キッカー』が配信した動画でベテラン記者であるオリヴァー・ハートマン氏は「日本は初戦の相手として非常にやり難いチームだろう」と前置きするも、「だが、ドイツの前に立ちはだかる最も大きな壁はスペイン」と断言した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/92c967a72b4b2683d27e7c31f223920708c52970
警戒すべき相手は日本?
「スペインはとても若いチームを送り込んでおり、世代交代を進めている。ちょっとばかり2010年南アフリカ大会に臨んだドイツのチームを思い起こさせられるね。あのチームはさほど期待されていなかったが、プレッシャーがなく自由にプレーすることができ、準決勝に勝ち上がった。並外れた個の力を持つ選手がいるので、この大会ではスペインは同じようなことを演じると信じている」
一方で、同じく同誌のベテラン記者のカールハインツ・ヴィルト氏は「このグループで、スペインと日本のどちらがより大きなチャレンジとなるか?私の見解ではそれは間違いなく日本の方だ」と強調。このように語った。
「このチームは燃えているし、グループとしてまとまっている。エンドウ(遠藤航)がインタビューで語っていたが、チームスピリットが高い。それに運動量が豊富で、絶好調のカマダ(鎌田大地)や欧州の大きなクラブでプレーする選手たちが何人もいる。だから私の見解では彼らの方がスペインより強いと考える。名の知れたメンバーで臨むスペインだが、私はこのグループだと3位になるだろう」