上月は京都サンガF.C.のアカデミーで育ち、京都のトップチームに昇格したが、今年からドイツへ。入り口は5部リーグのクラブだったが、この夏にはシャルケと契約を結び、現在はU-23チームでプレーしつつチャンスを待っている。
そのシャルケが所属するブンデスリーガは現在、カタールワールドカップのために中断期間に入っているが、再開に向けて準備が始まっている状態だ。クラブは現地時間9日にオーストリアへと遠征し、ラピド・ウィーンとの練習試合を行った。
ただし、吉田をはじめとする何人かの選手はカタールW杯の影響で帯同しておらず、全選手がそろっているわけではない。そこで今回の遠征には、U-23チームから6選手が帯同。そのひとりが上月だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/534e61a4e09c3f0f208ff49ac1011532c54dd7b1
シャルケのトップチーム初先発で初ゴール! 上月壮一郎が猛アピール
上月は4-3-3のフォーメーションを敷くチームで、右ウィングとして出場。前線から激しくプレスをかけ、ゴール前までも守備に戻るなど、献身的にプレーしていた。すると、懸命に走る同選手に開始8分、チャンスがやってきた。シャルケが左サイドを縦に突き、ペナルティーエリア左から低いクロスが送られる。相手最終ラインが下がって生まれたスペースに入っていたのは上月。ゴール正面で左足で合わると、ボールはゴール右隅に吸い込まれた。
なおシャルケは前半32分にも追加点を挙げたが、最終的には2-2で引き分けている。練習試合とあって多くの選手を試し、上月も前半のみのプレーとなったが、十分なアピールになったはずだ。
試合経過や結果を伝えるクラブのツイートにも、多くの反応が寄せられた。上月を名指しで称えるコメントも目立っている。
「U-23の若手は本当によくやっていた」
「イバンとコーヅキは、とても気に入ったな」
「コーヅキがいつもファーストチームにいてくれるといいんだけど」
「コーヅキとプロ契約すべきだ」