日本代表DF吉田麻也が所属するシャルケのトップチームに新たな日本人選手が加わるのだろうか。トーマス・ライス監督が、セカンドチームの元U-20日本代表MF上月壮一郎(こうづき そういちろう)の印象を語っている。
現在21歳の上月は京都サンガF.C.下部組織出身のミッドフィールダー。今年1月にドイツ5部のデューレンに渡り、5ゴール5アシストでチームの4部昇格に貢献すると夏には1年契約で4部シャルケIIへ移籍。今季これまでのリーグ戦14試合で右サイドバック、右サイドハーフ、右ウィングなど複数ポジションで起用されながら8ゴール5アシストを記録するなど攻撃力を発揮している。
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テストマッチでアピール
ブンデスリーガでカタール・ワールドカップ(W杯)中断期まで13得点と決定力不足に悩み、最下位に沈むシャルケだが、ここ最近周囲からはセカンドチームで活躍する上月のトップチーム入りを求める声も。そして、ライス監督は先日のオーストリア1部ラピッド・ウイーンとのテストマッチで上月を先発起用すると、同選手は先制点を挙げるなどインパクトを残していた。
ライス監督は試合後に地元メディア『WAZ』でそんな上月についてコメント。「才能があり、今日はゴールという形で報われた」と前置きすると、「ダイナミックで脅威となり、スピードに乗ると相手にとって厄介だ」と好印象を受けた様子。とはいえ、「シャルケとしてはこれほどのタレントがいることを喜ぶべきだろう」と続ける一方で、「(リーグでの)最初の試合では十分なのだろうか…」とブンデスリーガの試合で通用するかに関して疑問符を浮かべていた。
『WAZ』曰く、上月は来月2日~11日までのトルコ合宿へ向かうメンバーに選ばれるために、今後のトレーニングでもアピールを続けなければならないとのこと。