横浜F・マリノスを3シーズンぶりのJ1優勝に導き、リーグMVPにも輝いた岩田智輝が現地時間1月7日に行なわれたスコットランド・リーグ第21節のキルマーノック戦のハーフタイムに登場。ホームに詰めかけた新天地セルティックのサポーターへ挨拶し、横浜時代と同じ背番号『24』のユニホームを披露。大きな歓声を受けた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/befbceb76c2ecf56987287fe73d6ad681f6d0df7
セルティックに新加入した岩田はサポーターの前で背番号入りのユニフォームを披露した
🤩 昨日はセルティック・パークで行われた試合のハーフタイムにトモキがファンの前で挨拶
トモキの背番号は24番💚🇯🇵 よろしくね! #CELKIL | #cinchPrem | #COYBIG🍀 pic.twitter.com/KDyHyuK1gS
— Celtic FC Japan (@CelticFCJPN) January 7, 2023
25歳の日本人MFにかけるクラブの期待の大きさについて、同記者はチームメイトの日本代表を例に挙げ、「ダイゼン・マエダを獲得した際にもクラブは同様の契約を結んでおり、セルティック関係者全員にとって良い結果になった。アンジ・ポステコグルー監督は、マエダと同じようなインパクトをイワタが与えてくれることを期待していることだろう」と言及する。
また、ギレスピー記者はポステコグルー監督が横浜で指揮を執っていた時に、岩田が彼の戦術に不可欠な存在だったことにも触れ、「トモキが活躍する姿を見るのが待ち遠しい」とデビューが待ち切れない様子で記事を締めくくっている。
同じくスコットランドの日刊紙『THE SCOTSMAN』も、セルティックに新加入した日本人に興味を示している。同紙のマシュー・エルダー記者は「トモキ・イワタは、以前所属していたクラブでポステコグルー監督と一緒に仕事をしており、同監督は新加入した日本人が活躍することを応援している」と記述している。
セルティックを率いる57歳の指揮官も、かつての愛弟子を歓迎しており「彼には少し仕事が必要だが、本人のことをよく知っているので、できるだけ早く準備ができるように一生懸命に働いてくれるはずだ。イワタは本当に賢いサッカー選手で、情報をよく取り入れ、とても規律正しくプレーする」と横浜時代と変わらない評価を下す。
注目の起用法について、ポステコグルー監督は横浜時代に「日本では多くのチームがカウンター攻撃を仕掛けてくるので、彼は守備の安全性を高めるのに役立つと思った」と話し、中盤で起用した。その経験から、セルティックでどのような役割を果たせるかについては、まだオープンな姿勢でいる。
「イワタは技術的にも優れているし、パワフルな走りもできる。彼は2つ、3つのポジションをこなせると思っている。サイドバック、センターバック、そしてボランチ。私が去った後も、横浜での彼の実績を見れば、すべての役割を本当にうまくこなしている」
ポステコグルーは2018年横浜の監督に就任すると、「アタッキングフットボール」の名の下に、超攻撃的なサッカーを展開。翌年には15年ぶりのJリーグ制覇をクラブにもたらした。その確かな手腕を買われ、2021シーズン途中にスコットランド屈指の名門に引き抜かれた。Jリーグで培われた手腕を欧州クラブでも存分に発揮し、現在リーグ戦は2位以下に12ポイント差をつけ、首位を独走している。