
かつて本田圭佑も所属していたオーストラリアのメルボルン・ビクトリーが苦しんでいる。
本田所属時はアジアチャンピオンズリーグ(ACL)も戦うなど、メルボルン・ビクトリーはAリーグを3度制してきたオーストラリアの名門クラブだ。昨季も2位でフィニッシュしていたのだが、今季は何と11試合で3勝しか挙げられていない。ここまで3勝2分6敗で12チーム中11位に沈んでいる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b429e5957480fdb9b4c123d389147b08b1abcb2
オーストラリアでのプレイを選択したナニ

想定外だったのは、助っ人のパフォーマンスだ。本田も助っ人として迎え入れられていたが、メルボルン・ビクトリーは今季より元ポルトガル代表FWナニを獲得している。マンチェスター・ユナイテッドで長く活躍してきたナニは、その後MLSやヴェネツィアでのプレイを経てメルボルン・ビクトリーへ加入。
36歳と大ベテランにはなっているものの、ポルトガル代表のチームメイトだったクリスティアーノ・ロナウドに負けず劣らずの肉体の持ち主として有名な選手でもある。オーランド・シティでプレイしていた際にはMLSで2019年シーズンに12ゴール、2021年シーズンに10ゴールを記録するなど確かな結果を残しており、オーストラリアのAリーグでも結果が出せる予定だった。
ところが、ナニはここまで10試合をこなしてまさかの無得点。助っ人としては納得の出来ない成績となっており、このままでは外れの補強となってしまう。
チームを指揮するのは、1997年からサンフレッチェ広島でもプレイしたトニー・ポポビッチだ。『ESPN』によると、ポポビッチは現状について「解決策を見つけないと。私はここの監督であり、責任を背負わないといけない」と危機感を口にしている。
