
FAカップ連覇を目指していたリバプールは、現地1月29日に行なわれた4回戦でブライトンに1-2で敗れ、大会を去った。
この試合で殊勲者となったのは、ブライトンの三笘薫だった。1-1で迎えた後半アディショナルタイムに値千金の逆転ゴールを鮮やかなトラップとフェイントから生み出したのだ。そんな日本人アタッカーの存在はイングランド国内外で話題となっている。
そして、ここに来て、三笘に苦汁をなめさせられたリバプールが、同じ日本人プレーヤーの獲得を目指していると言うニュースが急浮上している。同クラブの専門メディア『Liverpool Echo』が、オーストリア・リーグの古豪LASKリンツに所属する中村敬斗を「次のミトマ」と称し、すでに獲得に動いていると報じているのだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3646a9c7374377f65e06198ba336ee7a692428ae
リバプールが熱視線を送る中村。オーストリアのLASKリンツに所属する22歳だ

そのうえで「新たな移籍情報」として、マイク・マクグラス記者がオーストリアでプレーしている中村をリバプールのスカウトが調査を行なっていると、自身のSNSで発信したと綴っている。
中村について「同胞のミトマと同様、優れたドリブラーであり、その成功率は昨シーズンの90分あたり0.7回から2022/23シーズンには2.3回へと3倍に増えている」と称賛した同紙は「この22歳は、今シーズン、ゴールとアシストの期待値でラスクのトッププレーヤーだ」と断言。現在のチームの中心であると強調している。
また、高額の移籍金が伴うであろう三笘とは異なり、現在の中村が「価格高騰の前に獲得できる絶好のチャンス」であるとの見解を示すと、日本の若武者がステップアップ間近だと予想した。
「(オーストリアリーグは)リバプールが伝統的に扱ってきた市場ではない。とはいえ、彼の数字はナカムラがそのリーグを卒業し、より高いレベルで自分を試す準備ができたことを示唆している」
