
4月29日にリヤドで行われた第1戦はアル・ヒラルが序盤に先制したものの、浦和が53分に追いつき1-1のドローで決着。貴重なアウェイゴールを『埼玉スタジアム2002』に持ち帰った浦和のマチェイ・スコルジャ監督は、1戦目と同じスターティングメンバーを採用。同点弾を挙げた興梠慎三らが先発に名を連ねた。
【スコア】
浦和レッズ 1-0(合計スコア:2-1) アル・ヒラル
【得点者】
1-0 49分 オウンゴール(浦和)
https://news.yahoo.co.jp/articles/4169e3cf856ae6602f5867efdd2f67691b94c436
浦和がアル・ヒラルを破って3度目のACL制覇

その後もアル・ヒラルがボールを握り、浦和は自陣でブロックを敷いて我慢の時間が続く。何度か危険な場面を迎えたものの、無失点で耐え抜き、スコアレスで折り返す。
試合の均衡が破れたのは後半開始早々の49分、浦和が先制に成功する。敵陣中央でフリーキックを獲得し、キッカーの岩尾憲はペナルティエリア左に向けて浮き球を送る。マリウス・ホイブラーテンが頭で合わせて中央で折り返すと、ボールはアンドレ・カリージョの足に当たってゴールへ吸い込まれた。
浦和はアル・ヒラルの反撃をしのぎつつ、リードを広げる機会をうかがう。74分、ハーフウェーライン付近でのボール奪取からカウンターに転じ、ホセ・カンテは右へと展開。受けた大久保智明はペナルティエリア右から左足でゴールを狙うが、シュートは枠をとらえられない。さらに76分、伊藤敦樹がペナルティエリアの外から強烈なミドルシュートを放ったものの、無回転の一撃は惜しくも枠を外れた。
最後までアル・ヒラルの猛攻は続いたが、再三にわたり西川がファインセーブを連発。守備陣も最後まで集中を切らさず、浦和は合計スコア2-1で勝利。アル・ヒラルを相手に2019年決勝の雪辱を果たし、2007年、2017年に続く3度目となるACL制覇を成し遂げた。