
5月20日に開幕するU-20ワールドカップに挑む日本代表のメンバーに、“ピピ”こと中井卓大の名はなかった。
世界的ビッグクラブであるレアル・マドリーのカンテラ(下部組織)で育ち、現在はスペイン3部を戦うカスティージャ(Bチーム)に所属する19歳は、逸材揃いのチームの中で出場機会を掴めず。今シーズンは2試合、しかもゲーム終盤のわずかな時間しかピッチに立っておらず、招集外はそれほどサプライズではなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ccd59b2559c6fc24659168847b45e356adb77f10
現在はマドリーのカスティージャに所属する中井

だが、海外メディアには、この秀英MFの落選は驚きを与えたようだ。ブラジルの大手メディア『globo』は、U-20日本代表を特集する記事の中で、「待て、“ピピ”タクヒロ・ナカイはどこだ?」と見出しをつけ、こう綴っている。
「9歳の頃からレアル・マドリーのアカデミーに所属していたナカイは、2003年生まれの選手の間では常に将来を有望視されていたため、なぜ今回は彼が招集されなかったのか疑問に思う人も多い」
同メディアは「真実は、彼がマドリーのBチームの試合に招集されることはほとんどなく(2023年はなし)、ファーストチームのトレーニングに頻繁に招集されているにもかかわらずBチームでプレーもしていないため、彼がどのように成長しているかを知るのは不可能だということだ」と続けている。
