地元メディアは「違いを生み出すシューティングスター」と称賛し、ディートマー・キューバウアー監督は「彼は我々の下で物凄く優れたサッカーを見せている。非常に優れた成長を遂げている」と、その活躍に目を細める。もはやチーム内だけではなく、オーストリアサッカー界全体における注目株の1人なのだ。
チームの調子もかなり良く、レギュラーシーズンが終わった後の上位6チームによるマイスターグループでは第29節でザルツブルクに敗れるまで負けなし(3勝3分)。23年に入ってからだと、リーグ戦でザルツブルク以外には負けていない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/471d8baaa8cba6dceb15ed45983e7b5ee13bdc75
「あと一歩」と自己分析の中村、課題を見つけてチャレンジする貪欲な姿勢
第29節ザルツブルク戦後にそう振り返るように、チームとしても個人としても手応えを感じていた。だが、ただ活躍すればするほど、相手チームが警戒を強めるのは自明の理。入念に分析し、そのプレーを制限し、ゴールに迫る可能性を下げるためにさまざまな手を打ってくる。実際マークはよりタイトになるし、複数にマークされることも普通にある。プレーするスペースもどんどん狭くなる。
そうしたことも影響してか、中村は直近5試合でゴールがない。
第29節で対戦した首位ザルツブルク戦では0-1で敗れたとはいえ、さすがと思わせるプレーを随所に見せていたし、シュートシーンはいくつもあった。ただ、相手GKを脅かすほどのシーンはなかった。動きもプレーも悪くないのに、ゴールが遠い。そのあたりのジレンマは中村も感じている。
「(マークが厳しいなか)ワンチャンス決めたいと思ってプレーしているんですけど、そのワンチャンスが最近5試合出なかった。難しいですね」
結果を出すと期待が付いてくる。それは選手にとって1つの勲章のようなものだ。そしてファンは絶好調時のパフォーマンスと比較して、選手を見ることが多い。点を取っている選手が取れなくなると、とたんに「どうしたんだろう?」とか、「不調に陥ったんじゃないか?」と騒がれてしまう。
中村のポジションはセンターフォワード(CF)ではない。ゴールを決める以外にもやるべきタスクが非常に多く、多岐にわたっていることを理解しなければならない。
左サイドから味方のためにチャンスメイクをし、守備にも奔走し、何度も上下動を繰り返し、チームのためにやるべきことをやったうえで、好機を見逃さずにシュートゾーンへと入りこんでシュートを狙うポジションだ。そうした条件の中でここまでゴールとアシストを積み重ねてきたことは特筆に値する。
そして今、また新たなチャレンジと向き合っていることを明かした中村。得点パターンを増やせないかといろいろ試しているという。
「クロスに対しての飛び込みとか。今日も前半最初のほうに、ヘディングシュートのシーンがありました。シュートはすごい前に飛ばしちゃいましたけど、ああいうところに飛び込んでいくようになってますし、どんどんヘディングも狙っています。得点の形を増やしたいなと思っています」
後半途中にも右サイドからのグラウンダーのクロスに猛然と飛び込んで、あと一歩で相手DFより先にボールに触れてシュートに持ち込めそうなシーンがあった。
「あと一歩でしたね、本当にフリーだったので。ボール1個分のずれとか、そういうちょっとしたことなんですけどね。それでゴールが入ったりするんですけど、そういうのが最近なかなか。あと一歩っていうとこで点が入らない試合が続いてるんで。あと3試合なんでね、やれることやっていきたいですね」
自分で課題を受け止めて、現状を分析して、チャレンジを見つけて、実践して、それを基にまた自分のプレーを整理していく。そうやって貪欲に成長と向き合う姿勢が頼もしいではないか。
コメント
試合映像見返したり色んな選手参考に客観的に分析して強みを増やしていくのは大事だなよな
あと一歩ってのは足が速ければ触れられるし
ハーランドなら余裕で追いつくとかさ
結局そういった部分がWクラスとの差なんだろうな
フランクフルト入りとか言われてるけどどうなるんやろ。
いや、マジでそろそろステップアップしたほうがいい
4大リーグで毎試合出れるチームならどこでもええ
やれるって感じれるうちにどんどん上行かないとすぐ歳とってく
まあ現実的には実生活でも言葉が通じるブンデス、もしくはイギリスしか選択肢は無いんじゃないか
久保とか吉田とか川島みたいにマルチで他国語得意ならどこでもいいけど、日本人の一般人でもそんなのは稀だしな