
今季J1で大ブレーク中の新潟のMF伊藤涼太郎(25)が、ベルギー1部シントトロイデンへ完全移籍することが3日までに分かった。関係者によれば、契約を残しているため移籍金が発生するが、クラブ間で大筋合意。新潟への思い入れが強かった伊藤も、熟慮の末、さらなる飛躍へ移籍を決断したという。
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伊藤涼太郎 ベルギー1部シントトロイデン完全移籍へ

伊藤は創造性に富んだプレーが武器のMF。昨季はJ2でプロ入り初となる全試合出場を達成し、自己最多タイの9得点を挙げチームの6年ぶりJ1昇格に貢献した。J1再挑戦となった今季は、C大阪との開幕戦で2アシストを記録すると、才能が一気に開花。4月15日の福岡戦ではプロ初のハットトリックを達成するなど、ここまで7得点4アシストの活躍でチームをけん引している。
シントトロイデンは17年11月に日本企業のDMMグループが経営権を取得。それ以降、日本代表の主軸へと成長したDF冨安、MF遠藤航らを獲得し、一流選手へと育て上げてきた。かつて神戸で指揮を執った経験を持つドイツ人のフィンク新監督も、伊藤の才能を高く評価。A代表入りを目指す伊藤にとっても理想の移籍先と言える。