欧州9シーズン目 元日本代表・森岡亮太は、なぜ海外で戦い続けるのか 「キャリアが終わっても…」

海外日本人選手

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16年1月に海外へ渡った森岡亮太(32=シャルルロワ)に先日、話を聞く機会をもらった。「なぜ海外で戦い続けるのか」。18年3月以降は日本代表に招集されていない。昨年はろっ骨骨折の影響もあったが22試合3得点3アシスト。昨年12月26日アンデルレヒト戦以降はスタメン出場がなかった。

日本に帰国する意思はないのか。Jリーグでキャリアを続ける気持ちはどうなのか。

答えは明白だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/954d0eb01d4c1b090d5188555423e1ed273c114c

自主トレに励むシャルルロワMF森岡亮太

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「キャリアが終わっても、こっちで住みたいと思っている。ポーランドとベルギーしか知らないけど住みにくさは感じません。日本の調味料とかもすぐ手に入る。日本人コミュニティーも近くにあるので助かっています」

感じているのは「欧州の方がストレス少なく生きているような気がします。日本人よりも自分の欲求に素直ですね」。ヨーロッパの人たちは主張が強く、苦笑いさせられることもある。しかし、文化や考え方の違いをストレスと認識せず、それぞれの個性と捉えている。日曜日は多くの店が営業していないが「それなら事前に買い物にいけば良いこと」と笑い飛ばせる。

2児の父親として、教育環境も見逃せなかった。ベルギーの主な公用語はフランス語とオランダ語。インターナショナルスクールには子どもが世界各国から集まり、英語教育は充実している。今では自分より子どもの方が英語を流ちょうに話す。多様性が認められる社会で「いろいろな考え方を学べるのは大きい」と強調する。

欧州にこだわる最大の理由はサッカーに対する姿勢にある。

「個人的には上のリーグにいきたい思いはブレてはいません。日本代表に戻りたい気持ちもあります。でも日本代表に呼ばれるだけではなく、そこで良いパフォーマンスを見せたい。そのために、ここにいるんです」

近日中に離日し、シャルルロワのキャンプに参加する。欧州9シーズン目。「シャルルロワはなかなか日本でも放送されないので、結果を出さないと、良いニュースを発信できない。応援してくださる方々に一つでも明るい話題を届けたい」。日本屈指のファンタジスタは、欧州で本当の輝きを放つことだけを見据えている。

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◇森岡 亮太(もりおか・りょうた) 1991年(平3)4月12日生まれ、京都府城陽市出身の32歳。京都・久御山高から10年に神戸入団。攻守で高い技術と強さを持ち、中盤ポジション全てでプレー可能。16年1月にシロンスク・ウロツワフ(ポーランド)へ移籍。その後も海外を舞台に活躍し、19年1月からシャルルロワ(ベルギー)に所属する。国際Aマッチ通算5試合0得点。1メートル80、72キロ。

コメント

  1. 名無し より:

    プロサッカー選手に対するリスペクトの差はあるだろうから、その意味でベルギーは過ごしやすいかもね。
    ポーランドは割と保守的だから地域にもよると思うが。

  2. 名無し より:

    Jリーグ戻ってこないねこりゃあ

  3. 名無し より:

    引退しても欧州いるならそっちで指導者やって欲しい

  4. 名無し より:

    ボタンをかけちがえた感ある

  5. 名無し より:

    リーグ平均評価1位の絶頂時に代表で見たかったわ。

  6. 名無し より:

    ロシアの時は選ばれても良かった気もする

  7. 名無し より:

    どこ行っても活躍する森岡が大好きだ。考え方も見習うところがある。

  8. 名無し より:

    代表だけは活躍できなかったなあ
    惜しかった

  9. 名無し より:

    なんか神戸出身て代表定着率低くない?

  10. 名無し より:

    森岡さんは180もあったの?
    ちょっと、驚いたわ

  11. 名無し より:

    セカンドキャリア問題も含めて海外のほうが環境整ってんだろうかねぇ・・・

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