スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間9月30日に行われたラ・リーガ第8節アスレティック・ビルバオ戦(3-0)で今季5ゴール目を決めた。今季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)にも臨んでいるなかで、CLの公式SNSに登場。7月に大怪我を負って現役引退した元スペイン代表MFダビド・シルバ氏から学んだことを明かしている。
ビルバオとの“バスクダービー”でスタメン出場した久保は、1点を先制し迎えた後半3分に違いを見せる。MFミケル・メリーノが頭で逸らしたボールをMFブライス・メンデスが拾って左サイドを持ちあがると、中央への折り返しが流れたところに久保がきっちりと合わせ追加点を奪った。後半にも追加点を奪ったソシエダは、3-0で完勝を収めている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/908fa4527f13bdc2037d25af5de8e0bbea0039f5
久保建英がダビド・シルバから学んだこととは?
そのなかで、久保はCLの公式SNSに登場して、7月に現役を引退したダビド・シルバから学んだことについて言及。シルバは7月の練習中に左膝の前十字靭帯を損傷し、復帰が困難となったことから現役引退を決意。久保とは2022-23シーズンを共に過ごし、“ホットライン”として数々のゴールを生んできた。
そんなシルバからは「彼はアドバイスというより要求してくる選手なので、自分に厳しく、他人に厳しくという、自分にも要求するけど他人にも要求するというすごくいい選手だった」と、振り返った。そのため、助言を受けるというより学んだことのほうが多かったようだ。
「もともと彼の選手としてのレベルが高いのもありますけど、そういった意味で例えばアドバイスというより僕が彼から学んだのはスペースの使い方。彼も含め自分もですけど、やっぱりドリブルで相手を引き付けられる選手は当然周りにスペースが生まれてくる。たまに僕がボールを持って相手を引き付けたときに(シルバが)『僕のことを見てくれ』と『僕のところにスペースが空くから』と(言ってきた)。シルバ選手からは『そこにスペースが空くから1対1で仕掛けるのもいいけど、1対2、1対3となった時に周りにフリーの選手がいることを忘れるなよ』と言われて。やっぱりそれをほかの選手に言われるのと、ダビド・シルバ選手に言われるのとでは説得力が違うので、僕も落ち着いて最後の方は特にカットインとかする時にダビド・シルバ選手の位置を把握しようと努めていた」