10シーズンぶりに“欧州最高峰の舞台”に戻ってきたレアル・ソシエダは、9月20日に開幕戦でインテル(イタリア)をホームに迎えた。試合はブライス・メンデスのゴールで先手を取りながら、終盤にラウタロ・マルティネスのゴールを許し、1-1のドローでタイムアップ。一方、その後ラ・リーガでは3連勝を飾り、直近の同30日に開催された第8節でもアスレティック・ビルバオとの“バスク・ダービー”を3-0で制している。悪くないチーム状況の中、今季のCL初陣でベンフィカ(ポルトガル)とのアウェイゲームを2-0で制したザルツブルクの本拠地に乗り込む。
レアル・ソシエダは久保建英、ミケル・オヤルサバル、マルティン・スビメンディらの主力がスターティングメンバーに並んだ。前述の“バスク・ダービー”でキーラン・ティアニーが負傷したため、左サイドバックにはアイヘン・ムニョスが起用されている。一方、ザルツブルクはマウリッツ・ケアゴー、カリム・コナテ、ロコ・シミッチらが先発に名を連ねた。
【スコア】
ザルツブルク 0-2 レアル・ソシエダ
【得点者】
0-1 8分 ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)
0-2 27分 ブライス・メンデス(レアル・ソシエダ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fa5fd15225504032d37c88d7a0eba021cac6ea1
久保建英は63分までプレー
だが、直後の6分にはオヤルサバルが決定的な仕事をやってのける。レアル・ソシエダは自陣から細かくボールを繋いで前進していくと、敵陣中央でアマリ・トラオレからのパスを受けたB・メンデスが、時間をかけずに縦パスを通す。反応したオヤルサバルが相手を引きつけて左足を振り抜き、狙い澄ました一撃がファーサイドに突き刺さった。カンテラ(育成組織)育ちのエースがCLでの初ゴールを挙げ、レアル・ソシエダが先手を取っている。
さらにレアル・ソシエダは27分、自陣でボールを奪ったところから、久保とのパス交換でB・メンデスが一気にスピードアップ。ペナルティエリア手前まで持ち運ぶと、左にオヤルサバル、右に久保が待っていたが、B・メンデスはフェイントから自らフィニッシュまで持ち込むことを選択。左足で股下を通すシュートを沈め、レアル・ソシエダがリードを広げた。
ホームチームのザルツブルクはなかなか決定的なシーンを作ることができず、前半はレアル・ソシエダが優位に進める。このまま45分間は終了し、レアル・ソシエダの2点リードで後半に突入した。
後半キックオフ直後の48分にはザルツブルクが強引にゴールに迫る。敵陣左サイドでボールを拾ったアレクサ・テルジッチが左足でアーリークロスを送ると、ペタル・ラトコフがダイレクトで繋ぎ、シミッチが振り切ってペナルティエリア中央へ侵入。飛び出してきたGKアレックス・レミロに倒されてPKを獲得した。しかし、オンフィールドレビュー(OFR)を経て判定は変更。GKレミロとの接触前にシミッチはバランスを崩しており、PKは取り消しとなった。
その後は両者決定的なシーンを作るには至らずも、2点リードのためボールを握ってゆったりと試合を進めるレアル・ソシエダに対して、ザルツブルクは終盤にかけて徐々にシュート本数を増やしていく。後半アディショナルタイムにはゴール前からシミッチが強引に右足を振ったが、シュートは枠を外れた。これ以上スコアは動かず、試合はこのままタイムアップを迎えている。
レアル・ソシエダは今季のCL初勝利を飾った。前回CLに出場した2013-14シーズンは1勝も挙げられなかったため、その前に出場した2003-04シーズン以来およそ20年ぶりにCLの舞台で白星を掴み取った。なお、久保は63分までプレーし、モハメド・アリ・チョーとの交代でピッチを後にしている。一方、ザルツブルクはこれで今季のCL初黒星となった。
コメント
もう久保は日本サッカーの最高の太陽である。
凄すぎる。この選手は果たしてどこまでいくんだろう・・・。
あとは、なぜ日本代表で10番を着けないのだろうか?
久保さんが一番10番が似合っているのにね。
オヤルサバルようやく完全復活かな?
右サイドだよりで対策されかけてたから久保にも+になってきそう。