「そういう時期はあっちゃいけないけど…」田中碧、ドイツ2部でベンチ続くも焦りはなし | footcalcio

「そういう時期はあっちゃいけないけど…」田中碧、ドイツ2部でベンチ続くも焦りはなし

田中碧

1

田中碧(デュッセルドルフ)が10日9日に行なわれた日本代表の練習後、取材に対応。所属先での現状を語った。

田中は2021年夏に川崎フロンターレからドイツ2部のデュッセルドルフに加入。3年目の今季はここまでリーグ戦4試合の先発に留まり、思うようにプレータイムを伸ばせていない。だが、自身を冷静に分析する25歳に焦りはない。

「8月からそうですけど、まあでも、しょうがないので。自分のやるべきことをやって、ブレずにやれればいいなと。そういう時期はあっちゃいけないんですけど…やるべきことをやって、やれればいいのかなと思っています。頑張りたいです」

https://news.yahoo.co.jp/articles/b90a25309da2cb32f8cc67a7cbde62f427a9e766

課題は明確「ゴールに絡むところ」

2

課題は「試合に出る、出ていない関係なく、ゴールに絡むところ」を挙げる。

「そもそも日本にいる時も、そんなにゴールやアシストをしてこなかったし、向こうに行っても全然してないので、そこの部分は自分に対してもそうだし、信頼感の意味でも、結果以外の部分とは違うものだと思うので。貢献度として、見え方としても、やっぱり違う。それは日本からの課題なので、すごくこだわっていきたいなと。今年はよりそこを頑張りたいです」

森保ジャパンの中盤には、それぞれイングランド、ポルトガルの名門で戦う遠藤航(リバプール)、守田英正(スポルティング)が君臨。代表でも熾烈なポジション争いが待ち構えるなか、「自分の良さをどう出したいか」と問われた際には、「2人とも素晴らしい選手なので、別に比べるわけじゃないですけど」と前置きしたうえで、力強くこう答えた。

「動き回ることが良いかどうかは置いといて、色んなとこに顔を出して、局面を変えていくことや、ゲームを作ることと、出ていって点を取るっていう…別に点を取ってきてないので、なんかあれなんですけど、でも出ていったり、戻ったり、動くっていう意味では、良さというか、違いではあると思います。そこをどれだけ高いレベルで出せるか。あとはもう自分次第かなと思っています」

とにかくがむしゃらで「頑張ってる子みたいな感じだった」前回のワールドカップ予選とは違い、今回は中堅として引っ張っていく覚悟を示す田中。久々に多くの日本のファンの前で戦うカナダ戦とチュニジア戦で、その片鱗を見せられるか。

3

来月に2026年に開催される北中米W杯・アジア2次予選を、来年にはアジアカップを控えている日本代表。最後のテストマッチとなる10月シリーズで、13日にカナダ代表と17日にチュニジア代表と対戦する。
タイトルとURLをコピーしました