田中は2021年夏に川崎フロンターレからドイツ2部のデュッセルドルフに加入。3年目の今季はここまでリーグ戦4試合の先発に留まり、思うようにプレータイムを伸ばせていない。だが、自身を冷静に分析する25歳に焦りはない。
「8月からそうですけど、まあでも、しょうがないので。自分のやるべきことをやって、ブレずにやれればいいなと。そういう時期はあっちゃいけないんですけど…やるべきことをやって、やれればいいのかなと思っています。頑張りたいです」
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課題は明確「ゴールに絡むところ」
「そもそも日本にいる時も、そんなにゴールやアシストをしてこなかったし、向こうに行っても全然してないので、そこの部分は自分に対してもそうだし、信頼感の意味でも、結果以外の部分とは違うものだと思うので。貢献度として、見え方としても、やっぱり違う。それは日本からの課題なので、すごくこだわっていきたいなと。今年はよりそこを頑張りたいです」
森保ジャパンの中盤には、それぞれイングランド、ポルトガルの名門で戦う遠藤航(リバプール)、守田英正(スポルティング)が君臨。代表でも熾烈なポジション争いが待ち構えるなか、「自分の良さをどう出したいか」と問われた際には、「2人とも素晴らしい選手なので、別に比べるわけじゃないですけど」と前置きしたうえで、力強くこう答えた。
「動き回ることが良いかどうかは置いといて、色んなとこに顔を出して、局面を変えていくことや、ゲームを作ることと、出ていって点を取るっていう…別に点を取ってきてないので、なんかあれなんですけど、でも出ていったり、戻ったり、動くっていう意味では、良さというか、違いではあると思います。そこをどれだけ高いレベルで出せるか。あとはもう自分次第かなと思っています」
とにかくがむしゃらで「頑張ってる子みたいな感じだった」前回のワールドカップ予選とは違い、今回は中堅として引っ張っていく覚悟を示す田中。久々に多くの日本のファンの前で戦うカナダ戦とチュニジア戦で、その片鱗を見せられるか。