アビスパ福岡が浦和レッズを下し、ルヴァン杯優勝!クラブ史上初のタイトル獲得

カップ戦

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JリーグYBCルヴァンカップ・決勝戦が4日に行われ、アビスパ福岡と浦和レッズが対戦した。

共にグループステージから決勝戦まで駒を進めてきた両チーム。福岡はグループDを4勝1分1敗の首位で突破を果たすと、続くプライムステージではFC東京と名古屋グランパスを下し、クラブとして初めてカップ戦での決勝進出を決めた。一方の浦和もグループBを首位で突破し、続くプライムステージではG大阪と横浜FMを下して決勝まで駒を進めた。

福岡はキャプテンの奈良竜樹をはじめ、井手口陽介や前寛之らが順当にスタメン入り。チームで唯一のU―21枠である森山公弥も先発入りし、左のウイングバックには湯澤聖人が入った。対する浦和も主力がスタメンに名を連ね、右サイドハーフに髙橋利樹、トップ下には今大会のニューヒーロー賞を受賞した早川隼平が入った。

【スコア】

アビスパ福岡 2-1 浦和レッズ

【得点者】

1-0 5分 前寛之(アビスパ福岡)

2-0 45+4分 宮大樹(アビスパ福岡)

2-1 67分 明本考浩(浦和レッズ)

https://news.yahoo.co.jp/articles/ab07521efabbdc3deda1e8d9568728589981a197

福岡がルヴァン杯優勝!悲願の初タイトル

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立ち上がりは福岡が主導権を握った。シンプルな攻撃で浦和陣内へ攻め込んでいく。すると、立ち上がりのいい流れから先制点が生まれた。山岸祐也が右サイドへ展開すると、紺野和也がドリブルで1対1を仕掛け、縦に運んでゴール前へグラウンダーのクロスを供給。これをファーサイドへ走りこんだ前寛之が合わせ、ゴールネットを揺らした。福岡が開始5分で先制に成功する。

先制点が決まったあと、浦和がボールを動かすが、福岡の組織的な5―4―1のブロックを前に、攻撃の糸口を見出せない。逆に回数は少ないものの、福岡が仕掛けるスペースへ走りこんだ選手をシンプルに使う攻撃の方が、浦和の脅威となった。

福岡が強度の高い守備を我慢強く続けたことで、浦和は効果的な攻撃を仕掛けられない。両チームともに相手陣内深くまで攻め込む回数が少なく、試合はこう着状態に陥った。

拮抗した展開のなかで、先に決定機をつくったのは福岡だった。41分、相手陣内深く左サイドでフリーキックを得ると、井手口のクロスをゴール前で宮大樹がヘディングで合わせる。しかし、これは西川周作が見事にセーブし、浦和のピンチを救った。

前半のラストプレーで福岡がチャンスをつくる。セットプレーの流れから左サイドでボールを受けた紺野がドリブルで縦に突破。これをゴール前で宮がダイレクトで合わせ、ニアを射抜いた。福岡がリードを2点に広げ、前半を終えた。

後半開始から浦和は髙橋利樹、早川隼平との交代で、大久保智明、安居海渡を投入。福岡も森山公弥に代えて、金森健志を投入した。

後半立ち上がりは、2点を追う浦和が前がかりに攻撃を仕掛ける。一方、福岡はボールを奪ってから、スペースを利用して素早いカウンターを仕掛ける展開となった。

すると、55分に福岡がカウンターからチャンスをつくる。ドウグラス・グローリが後方から駆け上がり、ボールを受けると、そのまま前方のスペースをドリブルで突き進み、ペナルティエリア内へ侵入。対応したマリウス・ホイブラーテンに倒され、PKを獲得した。キッカーを務めた山岸は、ゴール左にシュート。しかし、これを西川が見事にキャッチし、浦和を再び救った。

西川のPKストップで2点差を保った浦和は、60分にチャンスをつくる。左サイドからの低いクロスに伊藤が走りこむと、ペナルティエリア内で福岡の選手と接触。国立競技場まで駆けつけた浦和サポーターが一斉にPKをアピールしたが、判定はノーファウルとなった。

67分、このチャンスで勢いづいた浦和がついに得点を奪う。酒井宏樹がアーリークロスを入れると、ファーサイドで待っていたのは明本考浩。ロングボールを見事に胸トラップで収め、ボレーシュートを逆サイドネットに突き刺した。明本のゴールで浦和が1点差に迫る。

得点後、6万1683人が駆けつけた国立競技場のボルテージは一段と高まった。大声援を受けた浦和がさらに攻撃のギアを上げ、1点を守る福岡も球際で体を張り続け、粘り強く戦った。

79分には、ペナルティエリア左角の手前でボールを受けたホセ・カンテが、フリーで右足を振り抜く。シュートは枠を捉えたが、福岡のGK永石拓海が好セーブで得点を許さず、1点差を保った。

後半アディショナルタイムは8分。浦和は怒涛の波状攻撃でゴールに襲い掛かるが、福岡もゴール前で体を張り、失点を許さない。アディショナルタイプ6分にはホセ・カンテがペナルティエリア手前からシュート。しかし、これはポストを叩き、ゴールを奪うことはできなかった。

そして、試合はこのままタイムアップ。前、宮のゴールを守り切った福岡が、クラブ史上初のタイトルを手にした。

コメント

  1. 名無し より:

    めっちゃ面白い試合だった
    西川くんすげーわザイオンがスタメン奪えなかったわけだ

  2. 名無し より:

    PK止められて一点差に迫られて良く勝ちきれたな。凄かったわ。

  3. 名無し より:

    これぞタイトル戦って感じの試合だったな
    アビスパはサイドのビルドアップがレベル高かった
    初優勝本当におめでとう

  4. 名無し より:

    アビスパが結構落ち着いてたな

  5. 名無し より:

    福岡のサッカー批判してた奴ら息してる?
    長谷部サッカーでタイトル取れたんだから、荒かろうが間違ってないのさ。

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