
来年のパリ五輪に向けて強化を進める大岩剛監督率いるU-22世代の日本。18日の国際親善試合ではハビエル・マスチェラーノ監督率いるアルゼンチンをIAIスタジアム日本平(静岡)に迎えた。
日本はスタメンに小田裕太郎や松木玖生、藤田譲瑠チマ、半田陸ら現状のベストメンバーを起用。対するアルゼンチンもブライトンMFファクンド・ブオナノッテやアヤックスDFガストン・アビラらを送り出す。
■試合結果
U-22日本代表 5-2 U-22アルゼンチン代表
■得点者
日本:佐藤恵允(18分)、鈴木唯人(66分、75分)、松村優太(81分)、福田師王(88分)
アルゼンチン:パブロ・ソラリ(22分)、ティアゴ・アルマダ(49分)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1c6b77426c127f0e6d27826216ac5009b008ca1
アルゼンチンを撃破!

しかしアルゼンチンも22分、日本のミスを見逃さない。自陣内で松木が味方とお見合いするような形でボールを抑えきれなかったところを奪われてパブロ・ソラリに抜け出される。確実に一対一を決められて同点となった。
同点になってから一進一退の攻防が続く中で31分にはボックス左の佐藤がクロスを供給するとファーで松木が跳躍。空中で身体を倒して捻りながら左足で抑えのきいたボレーを放ったがアルゼンチンDFにゴールライン目前でブロックされる。
前半終盤には日本にアクシデントが発生。左サイドの佐藤がマルコ・ディセサレと交錯して左ヒザ付近を痛がる様子で倒れ込む。そのまま44分に松村優太と交代することとなったがスタッフに支えながら歩いてピッチを出る。
折り返して迎えた後半、早々の49分にボックス手前中央でアルゼンチンがFKを獲得。背番号10のティアゴ・アルマダが右足で丁寧に狙ったシュートが美しい軌道を描いてゴール右上隅に吸い込まれる。
リードを許したところから守勢に回る展開が目立つ日本。55分にもボックス中央の至近距離でブオナノッテにシュートを浴びせられるがGK藤田和輝が片腕で弾き出す。アルゼンチンは60分にブオノッテに代えてレアル・マドリーデビューも果たしているニコラス・パスを送り出した。
それでも66分、日本の10番も負けじと結果を残す。ボックス手前やや右の鈴木唯人が相手の位置を見ながら左足でシュート。ゴール右下隅に流し込んで再び同点とする。日本は直後の69分に小田と三戸舜介に代えて植中朝日と山田楓喜を投入。攻撃的なカードを用いて勝ち越しを目指していく。
そして75分、ボックス左でボールを持った松村がクロスを供給。ファーで受けた半田が冷静に中央へのパスを選択すると反応した鈴木唯が確実に沈め、自身のこの日2点目を勝ち越し弾とする。
息を吹き返した日本は81分、ボックス手前中央の松村が前を向く。相手の寄せが緩いと見るや左足を振り抜いてゴールネットを揺らした。日本は最終盤にも福田師王を送り出す。すると88分、ボックス左に抜け出した福田がネットを揺らしてチームの5点目としたところで試合を終えた。