「圧倒的な力を持ったハンマー」CLインテル戦の久保建英に現地メディア高評価! 一方で「少し個人主義的になった」との見方も

久保建英CL・EL・ECL

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現地時間12月12日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ最終節で、レアル・ソシエダとインテルの一戦はスコアレスドローに終わり、前者がグループDの首位通過を果たした。

ボールポゼッションではアウェーのソシエダが62%と上回りながらも、シュート数ではインテルが10本と相手の2倍を記録した「スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ」での一戦、久保建英はCL5試合目の先発出場を果たし、86分までプレーして、ボールタッチ59回、シュートなし、パス39本(成功31本)、キーパス3本(両チームで最多)、ドリブル4回(成功2回)、空中戦2回(いずれも負け)、ボールロスト1回、クリア1回、ファウル1回を記録している(データ専門サイト『WhoScored.com』より)。

引き分けでも首位が決まる中でも、積極的な姿勢を示した久保だが、一番話題になったのは75分のプレーで、ドリブルで仕掛けてペナルティエリア内で倒れると、主審はPKと判定。しかし、VAR検証によってノーファウルとなり、ソシエダの背番号14にはシミュレーションとしてイエローカードが掲げられた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/84569cf37c94c8510d6d16a7c044eb3d614d01a0

CLインテル戦で存在感を見せた久保

クラブの公式サイトは、「ラ・レアル」がホームチームよりも良い攻撃を見せるも、相手の堅守の前に決定的なチャンスはなかなか創ることができなかったことを伝える中で、「久保がCKを蹴り、ミケル・オジャルサバルがゴールに迫った」と綴っている。

現地メディアの評価を見ると、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は、「ラ・レアルは右サイドから攻撃を仕掛け、タケの能力を活かそうとした」「インテルが首位に立つには勝点3が必要にもかかわらず、5バックを敷いてソシエダにポゼッションを譲ったことで、久保は敵陣ペナルティエリアに幾度も迫った」と綴ったが、一方で堅守によって決定的なプレーは生まれなかったことも伝えた。

対して『AS』紙は、「寒くて濃い霧が立ち込めるミラノの夜、それまでほとんど活躍していなかった久保が75分、ペナルティエリア内でハカン・チャルハノールに対してダイブを犯した。当初、主審はそれをPKと判断したが、VARはこのような行為を暴くためにあった」と警告を受けたアクションに触れ、「サン・シーロのように大きな『フェイク』」とも表現している。

一方で「ソシエダの中でもトップクラスのプレーを見せた」とポジティブな見方も示した同メディアだが、個別評価においては「集中力に欠け、プレーが混乱していた。インテルに対して危険を生み出せずにいたが、相手をドリブルでかわしてPKを獲得。しかし、主審にダイブとの判定により無効にされた」と、やはり厳しかった。

続いて、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、久保を「破壊的な選手」と呼び、「序盤から、ボールを受け、相手と対峙し、引き付けるという仕事を果たし、後半はボールを持ちながら、インに切れ込むドリブルでインテルを混乱させた。アルゼン・ザカリアンに素晴らしいパスを出した他、PKを偽装したとしてイエローカードも」と、彼の86分間を振り返っている。

また、CL決勝トーナメントについて、「おそらくは参加したくないであろうアジアカップ(1月12日~2月10日)のために、彼がラウンド・オブ16の第1戦(来年2月13・14日、20・21日)を欠場することになるのは残念だ」と、2つのコンペティションが重複することに対しても言及した。

バスクの地元紙『noticias de Gipuzkoa』は、後半の久保について「ハーフタイムの後、ソシエダはさらなる攻撃を試みるために再度前進し、プレーを右サイドに集中させることで勝負に打って出た。そこでは、久保がまるで圧倒的な力を持ったハンマーのように繰り返し攻撃を仕掛けた。彼のパフォーマンスは、そのインスピレーションではなく、いかなる瞬間も降参しない彼の精神力によって、驚くべきものになった」とポジティブに評している。

また個別評価の記事では、チーム2番目タイの「7」という高採点を与え、寸評でも「上手くいかない時に、久保が批判されるのは奇妙なことだ。その粘り強さや自信により、彼はチャンスを追求し、たとえ3人の相手選手に寄せられても、それを生み出すことを可能にした。PKが取り消された場面で、(相手との)接触がなかったのは残念だ。彼はいつも必要な位置にいて、セットプレーもとても上手く蹴った」と賛辞が贈られた。

そして、サッカー専門サイト『El Desmarque』は、「前半で攻撃を最も試みた選手だったが、イマノル・アルグアシル監督は、彼に守備への関与を求めた。後半にはダイブでイエローカード。少し個人主義的になったと言えよう」との厳しめな記述で、採点は及第点の「6」。とはいえ、チームのスタメンの中では7番目の評価である。

しかし、対戦したインテルの地元大手スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は、両チーム最高タイの「6.5」を久保に付与し、「常に前線で動き回り、相手選手をかわしてボールを保持した。インテルにとって、彼を抑えることは難しかった」として、久保をチームの「ベストプレーヤー」にも選出している。

次戦、ソシエダはリーグ戦で18日にベティスと対戦する。

コメント

  1. 名無し より:

    VARのある時代にダイブはもう嫌われるだけだぞ

  2. 名無し より:

    右足の他でどこか軽い接触はあったんだろうな
    絶対VARで確認されるのに接触無しでダイブするほどアホじゃないだろ

  3. 名無し より:

    久保しか単独で打開できないのに個人主義とかふざけてんのか?
    2回ぐらいアシスト級のパス入れてるのに全然決めてくれないから自分で行くしかないだろ

  4. 名無し より:

    参加したくないであろうアジアカップっておい

  5. 名無し より:

    参加したくないであろうって完璧に憶測やんw久保は東京五輪が終わった辺りぐらいから、そろそろ代表で明確な結果を出したいって言ってたから代表をおろそかにするはないよ。特に久保のポジションは激戦区だし

  6. 名無し より:

    自分にマーク集中させて周りが動きやすくなってるのにろくに仕事できない奴ばっかなんだから個人主義にも走るだろうよ

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