復帰戦のデ・ブライネが1得点1アシスト! マンC、後半ATのボブ弾でニューカッスルに劇的勝利

プレミア

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プレミアリーグ第21節が13日に行われ、ニューカッスルとマンチェスター・シティが対戦した。

ニューカッスルは現在プレミアリーグ3連敗中。今季はチャンピオンズリーグ(CL)と並行してのシーズンだったこともあってか、なかなか安定して勝ち点を積み上げられておらず、ここまで9勝2分9敗の9位となっている。一方で6日に行われたFAカップ3回戦ではチャンピオンシップ(2部)のサンダーランドを相手に3-0と快勝を飾っており、この勢いをプレミアリーグにも繋げたいところだ。

対するマンチェスター・シティは現在FIFAクラブワールドカップ、FAカップも含めると公式戦5連勝中。2024年の初陣となったFAカップ3回戦のハダースフィールド戦では、序盤こそブロックを敷いてくる相手に苦戦を強いられたが、終わってみれば5-0と力の差を見せつけた。今節はプレミアリーグ3連勝を目指してニューカッスルの本拠地『セント・ジェームズ・パーク』に乗り込む。

ニューカッスルはブルーノ・ギマランイス、アンソニー・ゴードン、アレクサンデル・イサクといった面々をスターティングメンバーとして送り出した。一方、マンチェスター・シティはロドリ、ベルナルド・シルヴァ、ジェレミー・ドクらが先発入り。一部報道でスタメン復帰の可能性も浮上していたケヴィン・デ・ブライネはベンチからのスタートとなった。

【スコア】

ニューカッスル 2-3 マンチェスター・シティ

【得点者】

0-1 26分 ベルナルド・シルヴァ(マンチェスター・シティ)

1-1 35分 アレクサンデル・イサク(ニューカッスル)

2-1 37分 アンソニー・ゴードン(ニューカッスル)

2-2 74分 ケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)

2-3 90+1分 オスカー・ボブ(マンチェスター・シティ)

https://news.yahoo.co.jp/articles/520f21092e6e88dcfd187d0988c538d653f2bd8e

デブルイネ、約5カ月ぶりリーグ復帰戦で1得点1アシスト

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試合は立ち上がりの2分、ニューカッスルは自陣右サイドで前を向いたキーラン・トリッピアーが右足で背後のスペースへロングフィードを蹴り込むと、斜めの動きで突破したイサクがペナルティエリア右へ侵入。中央への折り返しをショーン・ロングスタッフが押し込んだが、ここはイサクがパスを引き出した位置がオフサイドだったため得点は認められず。

さらに、このプレーでカイル・ウォーカーとGKエデルソンが接触。1度は様子を見てピッチに戻ったものの、直後にプレー続行は不可能となり、代わってシュテファン・オルテガが送り出された。

開始早々アクシデントに見舞われたマンチェスター・シティだったが、ここからはボールを握る時間が長くなり、“らしさ”溢れる破壊力満点の攻撃を見せる。B・シルヴァ、ドク、フリアン・アルバレスといった面々がゴールを脅かす場面を作ると、26分には敵陣左サイドで強引に前を向いたドクが右サイドへ展開。駆け上がってきたウォーカーがグラウンダーのボールを折り返すと、飛び込んだB・シルヴァが軸裏でシュートを沈めた。マンチェスター・シティが先手を取っている。

1点ビハインドを強いられたニューカッスルもここから反撃へ。35分、ピッチ中央付近でパスを受けたB・ギマランイスが右足で背後のスペースへスルーパスを送ると、このボールにイサクが反応。体制を立て直して右足を振り抜き、コントロールショットを沈めた。

続く37分、ダン・バーンからのパスで敵陣左サイドのスペースへ飛び出たゴードンが、カットインから右足でファーサイドにシュートを叩き込む。わずかな時間でしっかりと仕留めたニューカッスルが、1点をリードして前半を終えた。

後半に入ると一進一退の攻防が続き、両チームともに悪くないシーンの数を増やしていく。チャンスの数は多いもののゴールネットを揺らせずにいると、マンチェスター・シティは69分にB・シルヴァを下げてデ・ブライネをピッチへ送り出す。その直後にはアルバレス、フィル・フォーデンと立て続けに決定機を迎えたが、シュートは枠を捉えきれない。

それでも、74分にはデ・ブライネが“違い”を見せつける。マテオ・コヴァチッチ、ロドリと繋いで中央のデ・ブライネにボールが渡ると、前を向いてドリブルをスタート。スペースを持ち運び、右足のインサイドで対峙したファビアン・シェアの股下を射抜く一撃を沈める。プレミアリーグ開幕戦以来の出場を果たしたデ・ブライネが結果を残し、マンチェスター・シティが試合を振り出しに戻した。

さらに、デ・ブライネはこのままでは終わらない。後半アディショナルタイム、敵陣中央でコヴァチッチからの横パスを受けると、右足で背後のスペースへ浮き球のボールを供給。抜け出したオスカー・ボブが巧みなボールタッチでGKマルティン・ドゥブラフカを抜き去り、冷静に流し込んだ。マンチェスター・シティが土壇場の得点で逆転に成功した。

試合はこのままタイムアップ。復帰戦のデ・ブライネが圧巻の存在感を見せ、苦戦を強いられていたマンチェスター・シティを勝利へ導いた。これで公式戦6連勝、プレミアリーグ3連勝を飾っている。一方、ニューカッスルは悪くないパフォーマンスを発揮しながら、これでプレミアリーグ4連敗となった。

この後、両チームはFAカップの4回戦に臨む。ニューカッスルは27日にフルアムと、マンチェスター・シティは26日にトッテナムと、それぞれ対戦予定だ。
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