本人にとっても怒涛の2023年スタートといったところだろう。
今年1月21日のフランクフルト戦にて、シャルケでトップチームデビューを飾ったのがFW上月壮一郎だ。
22歳の上月は京都サンガを経てドイツへ向かい、シャルケのリザーブチームからトップチームへ昇格。前述したフランクフルト戦でデビューすると、続くライプツィヒ戦では初ゴールも記録した。今年に入るまで上月のことを知らなかった日本のサッカーファンも多かったかもしれないが、年明けより一気にそのインパクトある名前は有名なものとなった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9594c1375acf3d6de03f2da193a8251a15c5d319
圧倒的な人気で月間MVPに
現地での評価も高い。シャルケの公式は1月のチーム月間MVPに上月が選ばれたと紹介しており、その得票率は何と71%。トム・クラウス(26%)、セドリック・ブルナー(3%)を上回り、圧倒的な人気で月間MVPに輝いている。
過去には世代別日本代表でのプレイ経験もあり、当然ながらブンデスリーガで結果を出せばA代表への道も見えてくる。仮に今年A代表から声がかかるとなれば、上月の2023年はさらなる衝撃の一年となるだろう。
ひとまずは最下位に沈むシャルケを残留へ導きたい。難しいミッションだが、ブンデスリーガ1部でのプレイを継続するためにもシャルケの降格は避けたい。サポーターもその期待を上月にかけているはずで、リザーブから上がってきた22歳のサムライはシャルケの救世主になろうとしている。