現在、ラ・リーガでは勝ち点「52」を積み上げたジローナが首位を走っているものの、レアル・マドリードはサウジアラビアで開催されたスーぺルコパ・デ・エスパーニャに参戦していた関係で消化試合数が「1」少ない。その中で勝ち点差も「1」となっており、白星を積み重ねれば他会場の結果を問わず首位に返り咲ける状況だ。スーぺルコパ・デ・エスパーニャでは今季の初タイトルを掲げており、前節アルメリア戦では終盤にダニエル・カルバハルが挙げた劇的ゴールで逆転勝利を飾るなど、チーム状況は決して悪くない。
今節は9勝4分8敗、勝ち点「31」を積み上げて8位につけているラス・パルマスと敵地で対戦する。レアル・マドリードは︎トニ・クロース、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴらがスターティングメンバーに並んだ。一方、ラス・パルマスはマクシモ・ペローネ、サンドロ・ラミレス、ムニル・エル・ハダディといった面々が先発に名を連ねている。
【スコア】
ラス・パルマス 1ー2 レアル・マドリード
【得点者】
1ー0 53分 ハビ・ムニョス(ラス・パルマス)
1ー2 65分 ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)
1ー2 84分 オーレリアン・チュアメニ(レアル・マドリード)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b24af54336898c60285188ce77f866f6e4cb421a
チュアメニのバースデーゴールで逆転に成功
後半に入ると立ち上がりの53分、ラス・パルマスは自陣右サイド高い位置でクリアボールをうまく収めたS・ラミレスが、キリアン・ロドリゲスとのパス交換で右サイドのスペースへ飛び出す。縦への突破からマイナスへ折り返すと。後ろから走り込んできたハビ・ムニョスがダイレクトで右足を振り抜く。シュートはナチョ・フェルナンデスに当たってディフレクションし、ゴールイン。レアル・マドリードを相手にラス・パルマスが先手を取った。
首位追撃のために負けは許されないレアル・マドリードは56分、敵陣左サイドでセットプレーのこぼれ球を拾ったダニ・セバージョスがマイナスへ落とすと、ヴィニシウス・ジュニオールが右足アウトサイドでクロスボールを供給。飛び出したカルバハルがダイレクトでボレーシュートを沈めたが、ここはカルバハルのポジションがオフサイドと判定され、得点は認められなかった。
その後はレアル・マドリードが敵陣へ押し込みながら、セカンドボールを回収して2次、3次攻撃と何度も相手ゴールへ迫っていく。65分には敵陣中央でクロースからのパスを受けたエドゥアルド・カマヴィンガが左足で浮き球のボールを背後のスペースへ送ると、抜け出したヴィニシウスがワントラップから左足を振り抜く。低弾道のボレーシュートでファーサイドを撃ち抜き、レアル・マドリードが試合を振り出しに戻した。
同点に追い付いたレアル・マドリードは、ここから勢いを持って相手ゴールを脅かすシーンを増やしていくが、なかなかこじ開けるには至らない。このまま終盤に突入したが、レアル・マドリードはこのままでは終わらなかった。84分、左サイドからカットインしたヴィニシウスのシュートがブロックされ、右コーナーキックを獲得。クロースが右足でアウトスイングのボールを蹴り込むと、飛び込んできたオーレリアン・チュアメニがヘディングシュートを沈めた。1月27日が誕生日のチュアメニが、自らの誕生日を祝う“バースデーゴール”を決め、レアル・マドリードが逆転に成功した。
試合はこのままタイムアップ。レアル・マドリードは今季公式戦通算で13度の先制を許しながら、これで10度目の逆転勝利を達成した。ラ・リーガでは5連勝、公式戦全体で見ると2連勝を飾っている。一方、ラス・パルマスはラ・リーガでも公式戦でも3試合ぶりの黒星を喫した。
コメント
勝者のメンタリティが若手にすぐに浸透するの凄いよな。ベテランをいいタイミングで売っても、青田買いした若手がちゃんと戦力になる好サイクルにこの8年ぐらいは入ってる印象。第一次体制の反省をしてあの歳で成長してんのマジで人として勉強なるわ
ヴィニあの角度得意なのか良く決めてるな