イニエスタ、新ブランド「Ｃａｐｉｔｔｅｎ」を発表　サッカー選手が作るオリジナルスパイクは世界初

元スペイン代表ＭＦアンドレス・イニエスタ（神戸）が８日、東京・国立競技場で自身のフットボールブランド「Ｃａｐｉｔｔｅｎ（キャピテン）」の発表イベントを行った。

イニエスタがスペインの強豪・バルセロナやスペイン代表、神戸などのプロキャリアで培った知見に加え、日本初のフットウェアクリエイター・井上晋平氏の協力のもとで誕生。責任を持って困難に立ち向かい、前に進んでゲームをリードする「キャプテン」である大切さ、人生で最も重要な「努力」の重要性を訴えたブランドを立ちあげた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c3151edbe71cc752a581e3042540d1098ad78b51

新ブランド「Ｃａｐｉｔｔｅｎ」を発表したイニエスタ

イニエスタが理想とする唯一無二のサッカースパイクを中心に、スポーツウェアやスポーツアパレルなど多岐に渡って展開する。サッカー選手がブランドを立ち上げ、オリジナルスパイクを作るのは世界初となる。

イニエスタは日本で自身初のタイトル獲得となった１９年度の天皇杯優勝を飾り、「特別な場所。思い入れがある」という国立競技場で自身のブランドを発表。「幸せ、大きな喜びを感じている。思い入れがあって作りあげられたものがこの場所で発表できてとてもうれしい」と感慨深げに語った。

ブランド名に込めた思いについて「サッカー選手としての全てのキャリア、人間として人生で学んだこと、サッカーが持つ価値、ハードワーク、その中に野心的なものを全て込めてつけた」と力説。日本語の「縁（えん）」も入れたといい、「日本に来たのもご縁、チームでみんなとプレーできるのもご縁。チームの中でプレーすることが大切だという思いを込めた」と明かした。

自身にとってスパイクは「最も重要なもの。愛情をもって使い込んでる」といい、今回の新製品ついて「パーフェクトだ。どのくらい履き心地が良いか。とにかく履いてみてください」とアピール。今後について「長く皆さんに愛されるように研究し、進化を続けたい」と力強く語った。