“優勝候補”イングランド代表、イランに6発大勝でワールドカップ白星発進

ワールドカップ

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FIFAワールドカップカタール2022・グループB第1節が21日に行われ、イングランド代表とイラン代表が対戦した。

両チームは国際大会で初の対戦。イングランド代表は4年前のロシア大会で4位、昨夏のEURO2020準優勝と国際大会で一定の成績を残し、56年ぶり2度目の優勝に期待がかかる。一方、FIFAランキングでアジア最高位のイラン代表は、3大会連続6度目の出場で初の決勝トーナメント進出を目指す。

キックオフ前には国歌斉唱。イングランド代表は1950年のブラジル大会以来、72年ぶりに『ゴッド・セーブ・ザ・キング』をW杯で歌った。一方、イラン代表は母国でのデモ弾圧に反発し、選手たちは国歌を歌わなかった。

【スコア】
イングランド代表 6-2 イラン代表
【得点者】
1-0 35分 ジュード・ベリンガム(イングランド代表)
2-0 43分 ブカヨ・サカ(イングランド代表)
3-0 45+1分 ラヒーム・スターリング(イングランド代表)
4-0 62分 ブカヨ・サカ(イングランド代表)
4-1 65分 メフディ・タレミ(イラン代表)
5-1 71分 マーカス・ラッシュフォード(イングランド代表)
6-1 90分 ジャック・グリーリッシュ(イングランド代表)
6-2 90+13分 メフディ・タレミ(イラン代表)

https://news.yahoo.co.jp/articles/5f1ebfab6f17e1e7cba90ad96a7900be1e92623c

イングランド代表が順調なスタート

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序盤はイングランド代表がボールを握り、イラン代表は5バックでブロックを敷いて対抗する。開始9分、イングランド代表の主将ハリー・ケインがフリーキックの流れで高速のクロスを送ると、飛び出してきたイラン代表のGKアリレザ・ベイランヴァンドが味方と頭同士で衝突。頭部から出血したベイランヴァンドはピッチ上で治療を受けてプレーに復帰したものの、すぐに座り込んで再びプレーを中断する。脳震とうの疑いによる特別交代枠が認められ、ホセイン・ホセイニが緊急登板された。

30分、イングランド代表に最初の決定機が訪れる。キーラン・トリッピアーが右サイドから斜めのパスをペナルティエリア手前に差し込み、受けたラヒーム・スターリングはワンタッチで相手DFの背後にパスを通す。抜け出したブカヨ・サカが右サイドの深い位置からグラウンダーで折り返すと、ゴール前に飛び込んだメイソン・マウントが合わせたが、これはわずかに枠の右へと外れた。さらに32分、右コーナーキックからトリッピアーがアウトスイングのボールを供給。ボックス中央でハリー・マグワイアが合わせたが、ヘディングシュートはクロスバーに嫌われた。

徐々に攻撃のリズムが出てきたイングランド代表は、35分に試合の均衡を破る。左サイドからルーク・ショーがピンポイントのクロスを送ると、ペナルティエリア中央でフリーとなったジュード・ベリンガムが頭で合わせてゴール右へと流し込んだ。19歳のベリンガムは代表18キャップ目で初ゴール。W杯で得点を挙げた最初の21世紀生まれの選手となった。

43分、イングランド代表がリードを広げる。左コーナーキックからショーがアウトスイングのボールを送り、マグワイアが頭で折り返す。ボックス中央で待っていたサカがタイミング良く左足を振り抜き、ゴール右上へと突き刺した。

さらに前半アディショナルタイム1分、点差が3点に広がる。ピッチ中央でルーズボールを回収して速攻に転じる。ベリンガムがドリブルで相手2人を無力化し、右サイドに流れたケインへパス。ケインはついてきた相手をうまくいなしてクロスを供給すると、ゴール前のスターリングが右足アウトサイドで合わせて押し込んだ。“スリー・ライオンズ”は3点リードで折り返す。

62分、イングランド代表がイラン代表を突き放す。相手GKのロングボールを跳ね返したところからボールをつなぎ、右サイドのサカにボールが渡る。ペナルティエリア内でドリブルを仕掛けると、スルスルとボックス中央に入り込み、左足でゴールへと流し込んだ。

イラン代表は65分に1点を返す。アリ・ゴリザデのスルーパスに抜け出したメフディ・タレミが、ボックス内で右足を振り抜いてゴールに突き刺した。

イングランド代表は71分に4枚替えを行うと、その直後に再び4点差とする。ケインが相手を背負いながらロングボールを収めて前を向き、右に展開。受けたマーカス・ラッシュフォードはペナルティエリア右に侵入すると、右足でのシュートモーションで相手DFをかわし、左足で丁寧にゴールへと流し込んだ。

90分、イングランド代表がトドメの6点目を獲得する。スルーパスに抜け出したカラム・ウィルソンがペナルティ右から折り返し、ゴール前のジャック・グリーリッシュが冷静に合わせてゴールネットを揺らした。

得失点差を考えて1点でも返したいイラン代表は、後半アディショナルタイム8分に絶好機到来。スルーパスに抜け出したサルダル・アズムンが右足を振ったが、シュートはクロスバーに嫌われた。するとその直後、右サイドで獲得したフリーキックの競り合いのなかでPKを獲得。ファウルを受けたタレミ自らペナルティスポットに立つと、相手GKジョーダン・ピックフォードの逆を突いてゴール右下へ流し込んだ。

試合はこのまま終了。ベリンガム、サカ、スターリング、ラッシュフォード、グリーリッシュにW杯初ゴールが生まれ、優勝候補の一角に挙げられるイングランド代表が順調なスタートを切った。

次節は25日に行われ、イングランド代表はアメリカ代表、イラン代表はウェールズ代表と対戦する。

コメント

  1. 名無し より:

    アジア勢大丈夫か?
    出場枠へらされるぞ

  2. 名無し より:

    前半途中から見たけどAT14分で何があった!?って思ったけどキーパーの治療なら仕方ないから

  3. 名無し より:

    アジア杯で7試合無失点のイランが轟沈
    圧倒的なイングランドの攻撃力
    あれはどーにもならんわ
    それ以上に問題なのはそのイングランドよりドイツ、スペインが強いってことだが

  4. 名無し より:

    中途半端にフォーメーション配置で対応しようとしたのが完全にいなされて全部裏目に出た感じ
    昨年やった完全にゾーンを消すドン引きにする方がまだマシ

  5. 名無し より:

    前線がプレスも守備もさぼらないし、シュートうめぇし、ドイツも似たようなもんだし、日本かなりきついな・・・

  6. 名無し より:

    ベリンガムがバケモノだった
    19歳のプレーじゃない

  7. 名無し より:

    日本、OG、韓国が血祭りなのに国際舞台でほんとうに頼りにならないやつら
    北中米と比べてもぶっちゃけ伸びしろないよ西アジア
    普段からまともな試合をやってないツケを払うだけ

  8. 名無し より:

    イランのいた最終予選グループ弱すぎてヤバいだろ どんだけぬるかったんだw

  9. 名無し より:

    絶対的GKのベイランバンドが負傷退場して一気にパニックになっちゃったな
    ガチガチの守備で塩試合に持ち込むのが得意パターンなのにプランが狂ったな

  10. 名無し より:

    >>8
    確かにアジア予選内プレーオフでも豪州が大陸間プレーオフに進んだから分かるけど、最後に登場する朝鮮半島の南側の国の結果を観てからのがより同意を得易いよね

  11. 名無し より:

    >>6
    一年以内にドルトムントからステップアップする
    シティが本命

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