
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0f82c3bd598b31b2fb8f3f56e130e64c16d21fe
ホテルのセキュリティーのムバシラさん

「本当に素晴らしい体験だった。大会にも大きな影響を与えていった。でも、それ以上に良い人たちで、振る舞いがとても上品だった。親切で、みんなをリスペクトしてくれた。彼らが居なくなって、本当に寂しいよ。最後の試合もみんなで応援していて、日本が負けた時にはみんなで泣いた。このホテルの誰もが、日本を恋しく思っているよ」
さらにムバシラさんは「彼らと接するなかで、人をリスペクトするということが、どういうことかを考えさせられた。そして、僕たちは誰もが心を温かい気分にさせてもらったよ。僕たちに本当に大きなモノを与えてくれたから、喪失感がとても大きいんだ」と続け、日本代表が滞在した日々が、かけがえのないものだったと振り返った。
代表チームに帯同した西芳照シェフが帰国する際、自身のツイッター上でアップしたある写真が話題になった。投稿に添えられていたのは、ホテルへの感謝の意を込めた折り鶴がテーブルに並べられた姿だった。その折り鶴は今もホテルに保管されているという。
「あれを見て、彼らがここにいたことを思い出して温かい気持ちになるけれど、ミッシング・トゥー・マッチ(恋しくてたまらない)よ。彼らが来て、日本語もいくつか覚えたんだ。『オハヨウゴザイマス』『コンニチハ』『アリガトウ』とか、簡単な言葉だけどね」と、少し寂しそうに笑った。
このホテルは、FIFAアラブカップ2021を開催した際など、過去にも代表チームを受け入れたという。「でも、日本代表は他国と全く違った。まるで違うんだ。日本人はとても違っていて、こっちがビックリするくらいフレンドリーだし、僕たちをリスペクトしてくれた。僕個人の感想だけど、日本がベストだよ。このホテルで受け入れられて本当に良かったと思っている」と、ムバシラさん。日本代表チームの姿は、色濃く心に刻まれていた。
残務処理終わり明日夕方着で帰ります。ホテルスタッフの皆様に感謝します。#サッカー日本代表 pic.twitter.com/B9GdIN6F6y
— 西芳照 (@dream24_nishi) December 7, 2022