厳しい財政状況にあるバルセロナが、また新たな打撃を受けたようだ。スペイン『マルカ』や『GOAL』によれば、ラ・リーガからMFガビのトップチーム登録が認められなかった。
ガビは今現在、Bチームの選手として背番号30をつけてトップチームでプレーしている(トップチームの選手は1~25番を使用)。バルセロナは2022年9月に2026年までとなる契約延長に合意し、トップチームの選手としての年俸や契約解除金を設定したが、今回ラ・リーガはトップチームでの登録を許可しなかったようだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f6758a3c50f47a234fe0bf35eeb72ebf62c7cef
さらなる財政難解消を果たさないと、ガビの登録は認められず
DFジェラール・ピケが引退し、FWメンフィス・デパイのアトレティコ・デ・マドリードに放出したバルセロナだが、それでもラ・リーガはサラリーキャップ制度においてバルセロナにガビをトップチームに登録できるほどの人件費がないとみなした模様。曰く、バルセロナはサラリーキャップ制度における101条(来季人件費に含めるべき契約延長の費用に関する条項)、93.6条(昨夏バルセロナのように自クラブの権利を売却して手にした特別収入に関して、今後2シーズンの資産運用プランの提示義務)をいまだ満たしていないという。
バルセロナはこのためにガビのトップチーム登録ほか、同じく新契約を結ぶことで合意したDFロナルド・アラウホ、GKイニャキ・ペーニャ、DFアレハンドロ・バルデの新年俸及び契約解除金を適用できないとのこと。ただし同クラブは以上の選手たちの忠誠心を信じており、流出については心配していない様子とされる。