日本人選手が海外に行く際、成功する際に重要なポイントの1つとして言語が挙げられる。スコットランドに渡って1年、カタール・ワールドカップ(W杯)による中断が明けてからの7試合で2得点4アシストを記録している旗手は、自身もピッチ内外での成長を感じているようだ。「スコティッシュ・サン」紙は、現地に渡って1年を経た旗手の声を紹介している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c4cc5c4efb28d042de27d97be055d5af5d8e422
セルティック旗手、現地メディアへスコットランドでの日々に言及
また、自身の成長を促すために、アンジェ・ポステコグルー監督のアドバイスをもらいに行くことも明かされた。J1川崎フロンターレ時代の同僚で、イングランド1部ブライトンで活躍する日本代表MF三笘薫がカタールW杯で見せたパフォーマンスに刺激を受けたようだ。
「W杯で友だちの三笘薫が強烈な個人のスキルを見せた時、僕は自分の強みや、改善しないといけないことを見返しました。自分自身でも答えを出したけれど、確認するために監督の部屋に行ったんです。もっと成長するために、何をすべきかを聞きに行きました。監督からは『アタッキングサードでのクオリティーを高めること』と言われました。僕自身も同じように感じていたので、その言葉で取り組むべきことに自信を持てました」
そうした姿勢をポステコグルー監督が、評価してくれたことにも言及した。「試合後の記者会見で、監督は僕がコーチ陣に映像で振り返っていることを話してくれました。彼自身のアドバイスを言うのではなく、僕の取り組みとコーチ陣の仕事を称賛してくれました。そうした配慮や信頼が、監督として、人として、僕がリスペクトしている部分です」
本職の中盤だけでなく、サイドバックを含めてさまざまなポジションをこなす旗手は、「ポジションがどこであれ、プレーの幅を広げることができれば、ゴール前には行くことはできます。アタッキングサードのプレーの質を上げれば、もっと結果も出せます。それが自分の武器、特徴になるし、自分の強みになると思う」と、尊敬する監督のアドバイスをもとに、成長を続けていくことを誓っている。