
1990年生まれのカンテは、スペイン出身だがルーツのあるギニア代表で26試合でプレーした経験を持つ。クラブレベルではスペインからキプロス、ポーランド、カザフスタンを経て2022年に中国へ渡った。浦和が中国リーグから選手補強するのは、今回が初めてのことだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e1833fad3674717ca535770fa821f532774d92f
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中国では給与未払いのが多発している背景も
このたび、ホセ カンテ選手(32歳)が完全移籍で加入することで合意いたしましたので、お知らせいたします。
一部、情報に誤りがございましたので、再投稿させていただきます。#urawareds #浦和レッズ #WeareREDS pic.twitter.com/IWjnLMz6ua
— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) March 13, 2023
それだけに、「滄州はなぜこれだけの選手を放出したのか?」「ほかの中国クラブが獲得できなかったのか?」という疑問が生じる。給与未払いも背景にあるようだ。
ゼロコロナ政策に加え、大手デベロッパー・恒大グループのデフォルト騒動を筆頭に不動産業界の冷え込みは日本メディアでも報じられた。中国のサッカークラブは多くがスポンサーが不動産会社であったり、または不動産関連事業に携わる会社が多く財政面で大きな影響を受けた。2022年時点で大半のクラブに給与未払いが発生しており、滄州雄獅も例外ではなく主力選手は数か月分の給与未払が発生しているとされる。
カンテはまだ滄州と契約期間が残っていたが、給与未払いを理由に契約解除し、移籍金ゼロで浦和レッズに加入したと見られる。滄州や多くの中国クラブは財政難や給与未払いの解決に必死で、その隙に移籍金ゼロというメリットもあって浦和への移籍が加速したようだ。
中国のネット、SNSでは「あれほどの選手が去ってしまう」と惜しむ声が多いが一方で、「給与未払いなら去ってしまうのも当然だ」「かつては欧州トップリーグから選手を獲得していたが、今やJリーグに引き抜かれるようになってしまった」と自国リーグの凋落を嘆く声も多かった。
3.15 #ホセカンテ チームに合流🔴⚪️⚫️#urawareds #浦和レッズ #WeareREDS pic.twitter.com/LSPneakTxE
— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) March 15, 2023