パリ五輪世代のU-22日本代表が14日、オーストリアで行われた国際親善試合でU-22オランダ代表と対戦した
完全非公開の中で行われたイングランドとの一戦で勝利(2-0)を収めた日本は、U-21EUROを目前に控えたオランダと中3日で対峙。イングランド戦のスタメンからは、4選手を入れ替え、GK鈴木彩艶(浦和)、DF内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)、MF佐藤恵允(明治大)、FW藤尾翔太(町田)が新たに先発に名を連ねた。
【スコア】
U22オランダ代表 0-0 U22日本代表
https://news.yahoo.co.jp/articles/44c2c9d9c97475528ee946b20d696c998f7933af
U22日本、オランダと引き分け
立ち上がりは前からプレッシャーをかけていく日本がトップ下に入った鈴木唯人(ストラスブール/フランス)を起点に何度か良い形を作り、8分にはボックス左角付近から加藤聖(V長崎)が際どいシュートを放つ。対するオランダも11分、ボックス右に侵入したエライス・タフサンのシュートが日本ゴールを襲ったが、これはGK鈴木の好セーブとクロスバーに助けられた。
その後はオランダにボールを持たれる時間が続いたが、21分にショートカウンターから三戸舜介(新潟)がボックス左で深さを作り、落としたボールを佐藤恵允が右足でシュート。DFの足に当たったボールは枠をわずかに外れた。日本は30分過ぎにも素早いトランジションから右サイドでボールを持った内野のクロスにボックス中央の藤尾が頭で合わせるも、枠を捉えきれない。
40分過ぎには藤尾のロングシュートが枠を捉える場面もあったが、これはGKに阻まれ、前半はゴールレスのまま終了した。迎えた後半は、ハーフタイムに3選手を入れ替えたオランダに対応しきれない時間が続いたが、徐々に落ち着きを取り戻すと、53分にはカウンターからボックス左に侵入した鈴木が倒されるも、ノーファウルの判定でPKを獲得することはできない。
試合は再び日本ペースとなるが得点機は訪れないまま時間は経過。終盤には互いにゴール前で2度ずつ決定機を作り出す場面もあったが、両守護神と守備陣がゴールを破らせず、試合は0-0の引き分けという結果に終わった。