欧州への道を切り拓いてくれ、自分の特徴を完璧に把握し、強く信頼してくれた恩師が去ったとあれば、少なくとも心理的に影響がまったくないはずはない。
それでも、セルティックの古橋亨梧は、自身の将来を慎重に見極めているようだ。そして、クラブも引き止めるために新たな契約を準備しているという。
『Football Insider』は6月30日、セルティックは古橋がスコットランドに帰還したら契約延長を話し合う予定と報じた。プレミアリーグ移籍の可能性が取り沙汰されるなか、条件を改善して新契約を結ぶ考えとのことだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/682a7ea76df07c29065fe08189124b347ad2dd25
欧州の移籍市場で注目を浴びている古橋
アンジェ・ポステコグルー監督がトッテナムに移籍して以降、この夏の去就が取りざたされている古橋。Football Insiderによれば、ノッティンガム・フォレスト、ボーンマス、クリスタル・パレス、さらにセリエAやブンデスリーガのクラブが、日本代表ストライカーに関心を寄せているという。
だが、Football Insiderは、セルティックが最低でもあと1年残すために、2025年までの契約を結んでいる古橋との延長を望んでいると報じた。さらに、「ポステコグルーのトッテナム行きに衝撃を受けたが、フルハシはグラスゴーで幸せであり、今後の決断をまったく急いでいない」とも伝えている。
売却の場合は最低2500万ポンド(約41億3000万円)を求めると言われるセルティック。だが、公式戦34ゴールを挙げ、リーグ得点王と年間最優秀選手に輝いたエースを手放したくないのは当然だ。ブレンダン・ロジャース新監督は、古橋の残留を望んでいるとも言われる。残留すれば、新たな指揮官の下でまた違った挑戦に臨むこととなるだろう。