
24年パリ五輪出場を目指すU―22日本代表で主軸を担うMF鈴木唯人(21)=清水=が、デンマーク1部ブロンビーに完全移籍することが6日、濃厚になった。
複数の関係者の話を総合すると、この日までにブロンビーから獲得の正式オファーが届き、この夏復帰したJ2清水への思いもあった中で、最終的にはステップアップのために移籍を決断したとみられる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d9349c6bb9973b1a1f653b36f4bef282a56b2ea
鈴木唯人がデンマーク1部ブロンビー移籍へ

ブロンビーはリーグ11回、同国杯7回、リーグ杯2回の優勝を誇る名門。FWミカエル・ラウドルップ、GKピーター・シュマイケルら、のちに欧州メガクラブで活躍した名選手も輩出するなど、欧州トップリーグからも注目されている。また、英プレミア・クリスタルパレス、ドイツ1部アウクスブルクと同じオーナーで、ステップアップを考えても魅力的。同国ではGK川口能活(03―04年、ノアシェラン)がプレーした。
20年に市船橋高から清水に加入した鈴木は、1年目から主力に定着。チームに推進力をもらたすドリブルを武器とし、セカンドストライカー、トップ下、サイドでプレーできる。外国人に負けないフィジカルもある。来年夏のパリ五輪を目指す代表でも欠かせない選手で、22年1月には20歳で森保ジャパンにも初招集されている。今年1月、フランス1部ストラスブールに期限付き移籍後、今夏に清水復帰した鈴木。北欧の名門からパリ五輪、A代表を目指して新たなスタートを切る。