日本代表MF堂安律が、ドイツ戦に向けた思いを語っている。6日の代表合宿中の取材に応じた。
昨年末のカタールワールドカップのドイツ戦。0-1で迎えた71分にピッチに投入された堂安は、75分にチームに勢いをもたらす同点弾を決め、逆転勝利の立役者の一人となった。
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おそらく向こうは焦りやプレッシャーがある中で戦ってくると思う
あの試合から時が経ち、今回の欧州遠征でドイツと再び対戦することとなる。そんな一戦を前に堂安は「個人的にすごく楽しみですし、おそらく向こうは焦りやプレッシャーがある中で戦ってくると思う」と予想しつつ、「特に立ち上がりの5分、10分で押されてしまうというのは非常にやり返すのが難しい展開になると思うので、そこで五分五分でやり合えるような入り方ができれば、かなりいい試合になるのでは」と試合の流れを展望した。
その上で、「ブンデスの傾向も同じでラスト20分、30分は、かなりオープン展開になる試合が多い。W杯の時のドイツもそうでしたし、そこまでに0-0、もしくは悪くても0-1というのが必要になってくる」と難しい時間を我慢することが必要と説いた。
チームとしても3月、6月の遠征で様々な積み上げをしてきた。特に主導権を得るために後方からボールを動かしていくこともその一つとしてやってきたが、「W杯で自分たちが何が通用したかは忘れちゃいけないと思います」と主張。加えて「もちろんポゼッション率を5、6%上げていくのは必要ですけど、一番点を取りやすいシンプルなやり方というのは忘れちゃいけない」と語り、いろいろな形で主導権を握っていく必要があると口にしている。
最後には「もう1回、叩きのめしてやろうと思っている」とドイツ戦での勝利を誓った堂安。カタールW杯の再現をするためにも堂安の活躍が大きな鍵となりそうだ。