今季最初のノースロンドン・ダービーが始まる。今季のアーセナルはプレミアリーグ開幕前にFAコミュニティ・シールドでPK戦の末にマンチェスター・シティを下すと、シーズン開幕後もここまで4勝1分と好調をキープ。7シーズンぶりに参戦したチャンピオンズリーグ(CL)でも、19日に行われたグループB第1節PSV戦を4-0で制して白星スタートを飾り、公式戦無敗という状況で“宿敵”を本拠地『エミレーツ・スタジアム』に迎え撃つ。
一方、トッテナムも今季より就任したアンジェ・ポステコグルー新監督の下で良いスタートを切っている。プレミアリーグ開幕戦のブレントフォード戦は2-2のドローで終えたものの、その後は無傷の4連勝。カラバオ・カップでは敗退の憂き目を見たが、“新体制”のサッカーで順調に勝ち点を積み上げている。
アーセナルは前節のエヴァートン戦からスターティングメンバーを1名変更。負傷の影響でガブリエウ・マルティネッリが間に合わず、代わってガブリエウ・ジェズスが起用された。レアンドロ・トロサールも軽い筋肉トラブルのため欠場となっている。冨安健洋はベンチスタートとなった。対するトッテナムも前節のシェフィールド・ユナイテッド戦から1名を入れ替え。マノル・ソロモンがベンチスタートとなり、加入後初のスタメンとなるブレナン・ジョンソンが左サイドの2列目に入った。
【スコア】
アーセナル 2-2 トッテナム
【得点者】
1-0 26分 クリスティアン・ロメロ(OG/アーセナル)
1-1 42分 ソン・フンミン(トッテナム)
2-1 54分 ブカヨ・サカ(PK/アーセナル)
2-2 55分 ソン・フンミン(トッテナム)
https://news.yahoo.co.jp/articles/63a39480ac8ce387779ce11b67a770b29bae6bb3
今季初のノースロンドン・ダービーはドロー
攻め続けるアーセナルは26分、敵陣中央で前を向いたウーデゴーアが右へ展開すると、待っていたサカが得意のカットインから左足を振り抜く。このシュートがクリスティアン・ロメロに当たってゴールに吸い込まれ、アーセナルが先手を取った。
だが、トッテナムはアーセナルに主導権を握られる時間が続いたが、前半の終盤に差し掛かると決定機の数を増やす。38分には敵陣中央のスペースでペドロ・ポーロからのパスを引き出したソン・フンミンが右サイドを使うと、デヤン・クルゼフスキがドリブルをスタート。追い越してきたソン・フンミンはリターンパスを受けてマイナス方向へ折り返すと、待っていたB・ジョンソンが右足ダイレクトで合わせたが、ここはGKダビド・ラヤの横っ飛びセーブに阻まれた。
続く42分にはGKヴィカーリオから細かくボールを繋ぎ、自陣中央で前を向いたジェームズ・マディソンが浮き球で右サイド背後のスペースへボールを送る。クルゼフスキからのパスを受けた大外のパペ・マタル・サールが右足で放ったクロスボールがゴール方向へ向かうと、GKラヤがなんとか弾き出したが、こぼれ球を狙っていたB・ジョンソンがフィニッシュ。GKラヤに弾かれたボールを回収し、左サイドに流れたマディソンにボールが渡ると、巧みな切り返しでボックス左の深い位置に侵入。マイナスへの折り返しをソン・フンミンがダイレクトで沈め、トッテナムが試合を振り出しに戻して前半は終了した。
後半に入ると再びスコアが動く。50分、アーセナルが右コーナーキックを獲得した場面で、ペナルティエリア内での混戦からベン・ホワイトが左足を振り抜くと、これがロメロの手に当たる。オンフィールドレビューを経てハンドが認められ、アーセナルにPKが与えられた。このPKをサカがど真ん中に蹴り込み、アーセナルが再び前に出た。
トッテナムは失点直後の55分、ハーフタイム明けからピッチに立っていたジョルジーニョのトラップが乱れた隙をマディソンが見逃さず、敵陣でボールを奪い切る。相手を引きつけて斜めの方向へスルーパスを送ると、抜け出したソン・フンミンが冷静にGKとの1対1を制した。トッテナムが即座に同点に追い付き、逆転に向けて弾みをつけた。
その後はトッテナムがより多くのシュートシーンを作ったが、両チーム3点目を決め切るには至らない。試合はこのままタイムアップを迎え、今季最初のノースロンドン・ダービーは痛み分けで終わった。両チームともに無敗を維持したものの“宿敵”に初黒星はつけられず、ここまでの成績を4勝2分としている。なお、アーセナルの冨安に出番はなかった。
コメント
残念ながらコンディション以外の理由で昨日の試合使ってもらえないんじゃ冨安はもう移籍やろうな。完全な便利なターンオーバー要員で信頼されてない。
本人も決心ついたろ。
冨安スタメンならアーセナルが勝ってたな