今回の一戦をホームで迎えるラージョ・バジェカーノは、目下リーグ戦で3連敗中。降格圏まで勝ち点7差となり、前節終了後に指揮官の交代を決断した。対照的に、ケガ人を抱えながらも好調を維持するレアル・マドリードは、前節のジローナ戦で負傷したジュード・ベリンガムに加え、フェルランド・メンディが累積警告により出場停止に。しかし、チャンピオンズリーグのライプツィヒ戦で活躍しつつも負傷交代していたブラヒム・ディアスが大事には至らず、ホセルやルカ・モドリッチら共にスタメンに名を連ねた。
【スコア】
ラージョ・バジェカーノ 1-1 レアル・マドリード
【得点者】
0-1 3分 ホセル(レアル・マドリード)
1-1 27分 ラウール・デ・トマス(PK/ラージョ・バジェカーノ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/24f2d55c0c556ad2fe8a9587c549c898ac6543df
首位レアル・マドリー、ラージョとのダービーを引き分ける
その後もレアル・マドリードが主導権を握る展開が続き、19分にはゴールライン側を突破したルーカス・バスケスのクロスにホセルがヘッドで合わせてネットを揺らしたが、ボールがラインを割っていたとしてノーゴールに。劣勢の続いていたラージョ・バジェカーノだったが、オスカル・トレホのボックス手前からのシュートがコースに入っていたエドゥアルド・カマヴィンガの手に当たったとしてオン・フィールド・レビューの末にPKを獲得。これをラウール・デ・トマスが決めて試合は振り出しに戻った。
同点ゴールを機に息を吹き返したラージョ・バジェカーノだったが、レアル・マドリードは35分にCKの流れからバルベルデがエリア外から強烈なミドルシュートを放ち、これが左ポストを直撃。以降はお互いに決定機がないまま試合を折り返して後半へ。依然としてボールを保持するのはレアル・マドリードだったが、スコアが動かないまま時間は経過し、70分にはブラヒム・ディアスとカマヴィンガに替えてロドリゴとトニ・クロースをピッチに送り出した。
その後もダニエル・カルバハル、アルダ・ギュレルを投入してゴールを奪いにかかったが、アディショナルタイムには抜き去った選手にホールディングされたカルバハルが振り払おうした動作が報復行為をとられて2枚目のイエローカードで退場に。試合はそのまま終了となり、ラージョ・バジェカーノは新監督の下で連敗を「3」でストップ。一方のレアル・マドリードは敵地で勝ち点2を落とす結果となった。